“セクハラやじ”飛ばした相手と自撮りしインスタ投稿 オランダの女性が路上セクハラ問題訴え
写っている男性には、笑顔で楽しそうな人も。相手を不快にさせているという自覚がないようです。
“Catcall(セクハラやじ)”は褒め言葉じゃない――オランダの女性が、路上でセクハラやじを飛ばしてきた男性と自撮りをしてInstagramに投稿するというプロジェクトを実施し、海外で注目を集めています。
Noa Jansmaさんが取り上げたのは「Catcall」と呼ばれる問題。街を歩く相手に向けて「お姉ちゃんかわいいねえ」のように声をかけたり、口笛を吹いたりと、性的な意味合いでアプローチする行為です。彼女はこの問題を訴えるため、@dearcatcallersというInstagramアカウントを立ち上げます。
@dearcatcallersで彼女は「Catcallは褒め言葉ではない」と呼びかけ、アカウントを立ち上げたのは「女性をモノとして扱うことについて、認識を高める」ことが目的と説明しています。1カ月の間、彼女はこのアカウントに、街でCatcallをしてきた男性と一緒に撮った写真を投稿しました。写真は同意を得た上で撮影したそうです。
投稿された写真は20枚以上。「ベイビー! ベイビー!」「キスしたい?」「電話番号教えて」「セクシーガール、1人でどこ行くの?」など、相手から言われたことも添えられています。笑顔で楽しそうに写っている男性も見られ、自分の行為が迷惑なものだとは思っていないようです。
JansmaさんはCatcallは世界的な問題であり、このプロジェクトは自分だけにかかわるものではないとして、アカウントを世界中の女性に渡すつもりだとしています。
2014年には「女性が10時間ニューヨークを歩いたらどれだけセクハラやじを飛ばされるか」を描いた動画を、路上ハラスメントに反対する団体が公開し話題になりました。動画の再生数は現在4500万回を超えています。@dearcatcallersも20万人を超えるフォロワーを集めており、多くの人がこの問題に注目していることが分かります。
関連記事
矢吹健太朗に女子トイレマークを描いてもらうルポ漫画、ジャンプ+で掲載中止に
「作品中に配慮に欠ける箇所がありましたことを深くお詫び申し上げます」(編集部)。プロ格闘ゲーマーの男性、「カプコンプロツアー」中のセクハラ行為で大会出場禁止に
2度目には永久追放するとしています。「セクハラ」と批判 「ちょうどいい感じの美人な人事担当者」会社説明会が中止に
「ちょうどいい感じの美人な人事担当者が採用のウラ側を色々とぶっちゃけます」と企画されていた会社説明会が公開から半日足らずで中止になりました。HISの「東大美女が隣に座ってくれる」キャンペーン 「セクハラ」批判受け即日中止に
「不快な思いをさせる企画内容」だったとして謝罪しています。性的表現含む漢字問題集、駿台文庫が新規の出荷停止と自主回収を決定
「彼女のなだらかなキュウリョウをうっとりと眺めた」「彼女の体のユルやかなラインが僕をほっとさせる」といった例文を掲載していた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.