「いろいろなことが歪んだ形で表に」 映画「銀魂」の福田雄一監督、ネットで物議を醸した発言を謝罪
一部原作ファンから不快感を抱いたとの声があがっていました。
映画「銀魂」の監督などで知られる福田雄一さんが11月20日、ネット上で物議を醸しているインタビュー記事についてTwitterで謝罪しました。
福田監督が言及しているのは、【es】エンタメステーションが銀魂特集のvol.4として8月に掲載した、福田監督とプロデューサーの松橋真三さんのインタビュー記事。その中で福田監督は、作品のファンへ向けて「実写版をヒットさせないと、『銀魂』の新作を観られなくなりますよ」「あなた方は『銀魂』ロスになってしまいますよ」といった言葉を口にしており、そのことが一部の原作ファンから反感を買ってしまったもよう。ネットでは、「自分は特になにも思わなかった」「口を滑らせたかもしれないけど、福田監督の原作へのリスペクトは本物だって思ってる」といった意見も見受けられる一方で、「インタビュー見たけどすごいがっかり」「今回の福田監督の発言により、空知先生のフォローで薄れていた実写版への戸惑いが、また浮き出てきた不安感があります」「銀魂ファンは原作終わったとしても実写映画でそのロスを埋めたいなんて思わない」など不快感を抱いたという声があがりました。
これを受けて、福田監督はTwitterで、「銀魂実写版の公開前の僕の取材文がファンの皆様にご迷惑をおかけしているようです。本当に申し訳ございません」と謝罪。インタビューについて、原作が多くのファンから指示を集める人気作ということもあり、「皆様に受け入れて頂けるか不安で仕方なくて、なおかつ僕自身も原作が終わってしまうことがとても寂しく感じていた時期だったので、いろいろなことが歪んだ形で表に出てしまいました」と弁明しました。続けて、誤解を招く発言だったと認めながら、原作者の空知英秋さんやファンへ感謝の言葉を述べた福田監督。最後には、「作品をご存知ない方も銀魂を好きになってくれるような作品を目指して頑張りたいと思います」と続編制作への意欲を見せました。
7月に公開された映画「銀魂」は、初日から30日目の時点で興行収入が30億円を突破し、中国でも8000館1万2000超のスクリーンで上映されるなど大ヒット。11月16日には2018年夏公開予定で続編の決定も発表され、話題を集めていました。
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