ニュース

『バットマン・ビヨンド』のライアン・ベンジャミン“激レア原稿入り福箱”に行列……! アメコミ界の巨匠がそろい踏みの東京コミコン、編集部厳選アーティスト特集

アメコミ版『ゴジラ』のマット・フランク先生はデスゴジを描いてくれました……!

advertisement

 「東京コミックコンベンション2017」(東京コミコン)のアーティストアレイコーナーに『バットマン・ビヨンド』などで知られるアメコミ界の巨匠、ライアン・ベンジャミン(Ryan Benjamin)先生、『ゴジラ:ルーラーズ・オブ・アース』などで知られるマット・フランク(Matt Frank)先生らが登場し、ファンが長蛇の列を作っています。

ライアン・ベンジャミン先生

 12月1日から3日まで幕張メッセ(千葉・美浜区)で開催中の東京コミコン。会場ではマッツ・ミケルセンさんらが登壇したスペシャルステージや下書きなしの筆ペンアートを行うアーティスト、キム・ジョンギ先生によるライブドローイング、貴重な映画資料や衣装が展示されるなど見逃せないコンテンツが盛りだくさんですが、筆者のイチオシは何と言っても“アーティストアレイコーナー”です。

 このコーナーには国内外から集まったアーティストがブースを出展しており、自身の作品を販売したり、ファンと交流をしたり、アーティストに代金を支払ってイラストなどを描いてもらうコミッションを受け付けたりしています。

advertisement
ライアン先生の福箱。スケッチがカッコイイ!
福箱とともに書籍なども取り扱い

 中でも大注目なのはライアン・ベンジャミン先生の“福箱”。1万5000円(250ドル分の原稿入り)と2万5000円(350ドル分以上の原稿入り)の2バージョンが用意されていて、これまでにライアン先生が描いた原稿や未発表のスケッチ、DCコミックスで描いた本などが入っているとのこと。さらに福箱本体にもライアン先生のスケッチが入っており、これだけでもファン垂ぜんの逸品です……!

福箱に入っている原稿の一部

 さらに2万5000円バージョンには『ジャスティスリーグ』『バットマン・ビヨンド』『ODYSSEY OF THE AMAZONS』『Grifter and Midnighter』の原稿が必ず1枚以上入っている他、90年代の今となっては貴重な原稿も入っているとあり、初日から開場と同時に長蛇の列ができていました。

 毎年海外アメコミアーティストを招聘し、ライアン先生とも親交が深いyokkun(@MetalYoshi)さんによると、コミッションの一番人気は「バットマン」とのこと。スケジュールによっては当日のコミッションも受付可能な他、神の筆さばきを見られる機会はそうそうないので、ぜひ遊びに行っていただきたいと思います。

ライアン先生の作画道具
コミッションをお願いするファンの男性(許可を得て撮影しています)
バットマンを描くライアン先生
ファンとも気さくに交流してくださるライアン先生。ありがとうございました!

 続いてはアメコミ版『ゴジラ』で知られるマット・フランク先生のブースです。今回はゴジラなどの作品の他に、発表されるやいなや特撮ファンから大きな期待が寄せられているアメコミ版『レッドマン』の特別予告限定版を持参し、注目を集めていました。

『レッドマン』(左)と『ゴジラ:ルーラーズ・オブ・アース』(右)を持つマット・フランク先生

 複数冊を抱き合わせ購入した際には希望のキャラクターをスケッチをしていただけるとのことなので、ゴジラ、特撮ファンの皆さんにオススメです。ちなみに筆者も『レッドマン』『スケッチブック』『ゴジラ:ルーラーズ・オブ・アース』を購入し、デスゴジ(映画「ゴジラVSデストロイア」に登場したバーニングゴジラ)のスケッチを描いていただきました。大きく咆哮しながら煙るゴジラかっこいい……。

advertisement
デスゴジを描いてくださったマット先生
最高かよ……!

 日本人アーティストの柳澤康介先生もブースを出展。日本人ならではの線の柔らかさとアメコミの世界観を見事に融合させた東京コミコン2017のキービジュアルも柳澤先生の作品で、会場内の大パネルと一緒に記念撮影する人の姿も多く見られました。

画集を持つ柳澤康介先生。画集は無配とは思えぬクオリティーで超最高です……!

 ブースでは液晶タブレットを使用してのライブペインティングを行っている他、「ULTRAMAN」のコンセプトアートなどが収録されている画集を無料配布するなど大盤振る舞い。柳澤先生ご自身もとても気さくな方でした。

ブースではライブドローイングも開催

 最後はインディペンデント怪獣映画「狭霧の國」のリアルパペットが展示されているLos Gatos Worksブースです。

ネブラがいるLos Gatos Worksブース

 展示されているのは長い首と尻尾が特徴的な怪獣「ネブラ」のヘッドレプリカがメインで、ネブラが口を開けて威嚇する様子などをスタッフさんが再現してくれます。現在怪獣映画ではCGを使った表現が主流となっていますが、あえて時代に逆行して着ぐるみにこだわっていると言い、楽しみな1作となりそうです。

 コミック、映画、アニメーション、ゲーム、ショーなどを一挙に集めた日米ポップカルチャーの祭典「東京コミコン」は、昨年(2016年)に続き今回が2回目の開催(関連記事)。12月1日の開幕セレモニーにはスタン・リーさん、スティーブ・ウォズニアックさん、カール・アーバンさんら豪華ゲストが登場するなど盛り上がっています(関連記事)。

advertisement

東京コミックコンベンション2017

2017年12月1日から3日までの3日間開催

場所:幕張メッセ 国際展示場ホール9-11(千葉市美浜区中瀬2-1)

12月1日:12時から19時

12月2日:10時から19時

12月3日:10時から18時

当日チケット一般:3500円(税込)

当日チケット中高生:2500円(税込)

(撮影・文:Kikka,撮影:ゴトウ)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】