国宝「久能山東照宮」で見つかった刀剣の修復プロジェクト わずか6時間で目標500万円集まる
ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」も全面協力していましたが、早すぎ。
国宝の神社「久能山東照宮」(静岡・駿河)に眠っていた刀剣8口などを修復するプロジェクトが、12月5日にパルコのクラウドファンディングサービス「BOOSTER」でスタートしました。ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」も協力しており、支援金が開始からおよそ6時間で目標の500万円を突破するなど大きな盛り上がりを見せています。
プロジェクトのオーナーは久能山東照宮。2017年9月に神庫を調査したところ、同神社に奉納されている刀剣8口を発見しました。錆びて修復が急務な状況だったため、以前から神社に伝わっていた2口(小烏丸写しなど)と合わせ、計10口の刀剣の修復費を募集することに。支援達成後は、本来の輝きを取り戻した刀剣を披露するとしています。
プロジェクトの趣旨に共感したということで、「刀剣乱舞-ONLINE-」も限定グッズを提供するなど全面協力。同ゲームにはもともと、久能山東照宮博物館が所蔵する刀剣「無銘 光世作 ソハヤノツルキ」を擬人化したキャラ、ソハヤノツルキが登場していました。今回のプロジェクトでは同キャラをデザインした三輪士郎さんにオリジナルのソハヤノツルキの絵を描き下ろしてもらい、リターンの品として展開しています。
支援は2000円からで、5000円コースでは描き下ろしイラストを使った記念切手と記念ポストカード、久能山東照宮の公式サイトに名前を掲載する権利がもらえます。最高額の10万5000円コースには、記念の漆ガラスの盃、刀剣鑑賞会の招待、ソハヤノツルキのタペストリーなど。
5日15時にプロジェクトが始まりましたが、21時ごろには目標金額の500万円に支援金が到達。24時ごろには700万円近くが集まるなど高い人気を見せています。募集は2018年3月4日まで。全国のパルコ8店舗でもソハヤノツルキのプロジェクト限定イラストカード配布する他、ヴィレッジヴァンガードでも全国8店舗で限定チャリティグッズを販売する予定です。
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