亡くなったじいさんの霊を呼び覚ましてみたら……? ハートフルな怪奇漫画に「これは良いオチ」の声(1/2 ページ)
死んでも死にきれないとはこのこと。
斉所さん(@hunkotu)がTwitterで公開したハートフル怪奇漫画『かんばせ』が、良いオチで人気となっています。怪奇でハートフルというからには、さぞ感動的な亡霊と遺族の感動の再開が待っているんだろう、と思いきや……?
半年前に亡くなった夫の書斎が、無人にもかかわらず荒らされる怪奇現象に悩まされるようになってしまったという女性。そこで相談したのが、“かんばせ”と呼ばれる人たちでした。
この“かんばせ”とは「カンバセイション」(conversation/会話)のことで、霊の顔をよみがらせるというのです。「カンバセイション」するために、この世ならざるモノの目、鼻、口を再び表すとのこと。「かんばせ」が1人でしばらく書斎にこもってから出てくると、そこには亡くなった夫の顔が宙に浮いていました。
体を震わせながら「あ、あんた……」と驚く女性。すると夫の顔は、こう言ったのです。
「ワシの棺おけに、タマヒちゃんのサインCD入れてくれ言うたやないけ」
すると女性は“くわ”っと怖い顔になり、「死んでまで何言うてんの!」と激怒。ここから1人と1霊は「部屋探してもグッズ1個もないど」「捨てたわそんなもん全部!」「なんちゅ事するんじゃ鬼ババァ」「やかましわロリコン! 孫より若い歳のアイドルにデレついてからに! はよ成仏せぇ!」と“かんばせ”たちの前で大げんかを始めてしまいます。ああ、部屋が荒らされてたのってそういう……。
最後は“かんばせ”たちが酒を飲みながら、「あんまり感動の再開てないなぁ……」と今回の仕事を振り返るところで話が終わります。いやぁ、実にハートフルな話でした。
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