無表情だけど内心は「我が生涯最良の日ぃぃ」　ポーカーフェイス同士が付き合い始めるラブコメ漫画が拝まざる得ない

　感情を顔に出さない美男美女が付き合い始める漫画「恋人はポーカーフェイス」が、そのギャップ萌えによってTwitterで「尊い」「良き……」と多くのユーザーを合掌させています。

　作者は、さまざまな創作漫画をTwitterに投稿している納豆まぜおさん（@mazemazemazeo）。12月4日に第1話を公開したところ約1万5000回リツイートされるなどの反響を呼び、現在3話目まで更新しています。

　主人公はポーカーフェイスな男子高生と女子高生。誰にも笑顔を見せること無く過ごす姿に、「気だるげに授業を受ける姿　実にかわいい」「物憂げな横顔がたまらない気持ちにさせる」と、表には一切出ませんが互いに意識する状態が続いていました。

　とうとう男の子が呼び出して「好きだ　俺と付き合ってくれ」と告白。女の子も「うん……」と即OKしますが、2人に照れや喜びは皆無、終始無表情です。陰から見守っていた友人たちもその様子に「すごい　美男美女カップル誕生の瞬間なのに」「まるで高揚感がない…」と驚愕します。

　しかしカップル成立後、2人並んでの帰り道。無表情かつ無言で歩いていますが、心の声は「うおおおおおおお　我が生涯最良の日ぃいいいい!!」「ぎゃあああああああ　一体何が起こっているのぉおおお!?」と大興奮。内面のイメージ図では男の子は鼻を膨らましてアヘ顔状態に、女の子も目をガッと開いてにやけながら汗を垂らしてと、いつものクールビューティーなお顔が完全崩壊しています。何これ尊い……。

　第2話では手をつなごうとするも、考えが読めず誤解が生じて上手く行きません。それでもなんとか成功すると、内面では「うああああぁぁああぁ　手がやあらかいぞぉおぉおおぉお」と2人とも発狂。傍から見るとやはり無表情、しかも向かい合う形で握ってしまったため、「ダチ公と決闘後に熱い握手をしているようにしか見えん…」と友人たちも首を傾げます。

　ラブコメは登場人物の恋愛に障害をもたらすことでハラハラやときめきが生まれるもの。本作はポーカーフェイスという不器用さを2人に与えることで、障害のパターンや、それを乗り越えたときの喜び方が、これまた風変わりな漫画になっています。Twitterでは「互いにあくまで素顔を見せないのが奥ゆかしいw」「究極のムッツリ」と斬新なこじれっぷりを楽しむ人が続出しているようです。

　納豆まぜおさんは他にも「喪男と喪女が付き合ってみた話」など個性的なラブコメを制作。作品はTwitterやpixivで読めます。