なぜオッサンはかわいいに憧れるのか 「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」独占インタビュー(前編)(1/3 ページ)
バーチャルYouTuberが脚光を浴びる中、昨年末にわかに知名度を上げた「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」こと「ねこます」氏にインタビューしました。
このインタビューはVRニュースサイト「PANORA」が2017年12月12日に掲載したものです。チャンネル登録者数など現在とは異なる部分もあるためご注意ください。
PANORAでもインタビューした「キズナアイ」をはじめ、このところ3DCGがまるで生きているように動くバーチャルキャラ界隈(かいわい)がアツい。アニメやゲームの作品中に登場するのではなく、人格を持った1人としてYouTubeなどに動画や生放送を公開し、視聴者とともに身近な話題を楽しむというのが今風だ。
そんな界隈で先週、怒濤(どとう)の勢いで知名度を上げたのが「ねこます」氏、通称「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」になる。にゃるら氏のブログ「根室記念館」の記事をきっかけに火がついて、わずか数日でYouTubeの登録者数が300から9000に急増するほど注目を集めている(※)。なぜそんなに受けているのか。まずは動画を見てほしい。
そう、見た目はかわいい狐娘なのに、声が明らかに男性なのだ。それもボイスチェンジャーのような生ぬるい妥協は一切入れないという、まごうことなきストロングスタイルだ。語尾に「のじゃ」をつけて可愛らしさを演出したかと思いきや、「本職がコンビニバイト」や「セブンイレブンにあるコーヒーマシンを洗うのが大変」といった具合にやたらと殺伐(!?)した会話をし出すギャップにも惹かれてしまう。筆者が一番好きなのが、下のポッキーゲーム回だ。
このテンションのカンスト具合は、世が世なら天下人となっていた勢いだろう。下の「ワキ握り」回の仕上がりもヤバい。
センサーや顔認識といった先端技術を活用した「おっさんでも美少女」になれるソリューションは継続して出てきており、過去にもFaceRigやiPhone Xの「アニ文字」などが話題になった。一体、「ねこます」氏は何を思って、どんな機器を使って「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」として活動しているのだろうか。ご本人をソーシャルVRアプリ「VRChat」内にてインタビューしたので、早速まとめていこう。
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── 本日はありがとうございます。実はPANORAでは、バーチャルキャラとしてキズナアイちゃんと「あんたま」の2人をインタビューしてきたわけですが、その次にお願いしたのが……。
ねこます:はいどうもー。バーチャルのじゃ……ロリ……狐娘……おじさんの「ねこます」です!
── 本物だ!
ねこます:本物です!
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