「甥っ子のDSを無料で直したうえにコミュ力まで改善しやがって」 流行ハッシュタグ「任天堂を許すな」に現れたいい話
壊してしまったDSを子どもががんばって発送したら……。
任天堂のコロプラ提訴がきっかけで、Twitterではハッシュタグ「任天堂を許すな」が不思議な盛り上がりを見せています(関連記事)。その字面に反して、任天堂への感謝や続編の要望を寄せるツイートが多数投稿されているのですが、そんななかニンテンドーDSの修理対応にまつわる漫画が投稿されました。昔から任天堂のサポートには定評がありますが、マジで良い話。
漫画は投稿主のるかぽん(@rukapon)さんが、10年前に制作した同人誌から抜粋したもの。当時、甥のA太さんがDSを落として壊してしまったときのエピソードです。A太さんは自分の宝物を直そうと必死に接着剤を塗りつけますが、DSはかえって動かなくなってしまいました。無茶なようですが、子どもなりに必死に挑んだ結果です。
A太さんはそれでもめげずに、任天堂の修理センターへ電話。説明された送り方などをたどたどしくメモし、近所の配送センターへ持ち込みます。その結果、子どもががんばって発送したのだからと、なんとDSは無料で修理されて帰ってきました。なおこの一件は、A太さんのコミュニケーション能力まで改善したのだとか。好きな物への熱意は、ときに人を成長させるものですね。
当時るかぽんさんはネットで公開すると任天堂に迷惑がかかるかもと、同人誌で語るだけに留めていましたが、件のハッシュタグで同様の話が多く見られたことから、もう公開していいだろうと踏み切ったとのこと。確かに検索結果には、故障したときの事情を鑑みて無料で対応してくれたとの話が散見されます。
「DSを修理に出したら、貼り付けていたシールの状態まで完璧に再現した新品が届いた」という話も少なくありません。最近の例でも、「Nintendo Switchを修理に出すとき緩衝材代わりにタオルを入れて送ったら、修理品と一緒に洗濯されたタオルまで帰ってきた」なんて報告が。このうえなくていねいな対応に、頭が下がるばかりです。
(沓澤真二)
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