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F1、グリッドガールを廃止 2018年シーズンから【訂正あり】

「現代の社会規範とも明らかに矛盾している」ため。レースの華の1つでした。【訂正あり】

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 フォーミュラ1(F1)は1月31日(現地時間)、2018年シーズンからグリッドガールを廃止すると発表しました。

Formula 1 to stop using grid girls

 「グリッドガール」は、開催国を象徴する衣装などを着用し、スタート前のグリッドでレーサーの名前や車体番号の書かれた情報板を掲げる係員を指し、レース主催者が雇います。対して「レースクイーン」はチームやスポンサーのPRを担う係員で、雇い主は各チームになります。このうちF1では、グリッドガールについて「この習慣はブランド価値に共鳴するものではなくなり、また現代の社会規範とも明らかに矛盾している」ことから廃止を決めたとしています。

 この変更は、3月25日に開幕する2018年F1世界選手権初戦のオーストラリアグランプリと、同場所で行われるサポートレースから適用されます。今回の決定はレース主催者が雇うグリッドガールについてであり、チームなどが雇うレースクイーン全般を廃止するものありません。しかしこの大きな決定は、今後国内外のその他自動車レース、競技、イベントから、メディア、芸能、広告など各方面の業界にも影響を与えるかもしれません。

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【訂正:2018年2月1日17時 初出時、グリッドガールとレースクイーンについて誤認がありました。タイトルと本文を上記のように訂正いたします】

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