ニュース

「モバマス」が僕らに与えてくれたもの ~かーずSPのソシャゲ狂想曲~かーずSPのインターネット回顧録(1/3 ページ)

「モバマス」に18万円突っ込んで得たものとは。……え、15万円じゃなかったっけ?

advertisement

 かーずSPで検索すると「かーずSP モバマス 15万」がサジェストされていたかーずです。1年前、Google検索のアルゴリズム改定でようやく消えてくれたよ!

 これはソーシャルゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ(以下、モバマス)」初期のころ、「15万」という謎のスティグマを背負ってしまったニュースサイト管理人が体験した、2012年の物語……。

ソシャゲ=情弱だと思っていた時期もありました

 いきなりですが、申し訳ありません。かつての私は、ソーシャルゲームへの課金をお金をドブに捨てる無駄遣いだと下に見ていました! 2011年ごろまでのソシャゲはまだガラケーがメインで、画面のドット絵も荒く、ポチポチ押すだけの単調な作業感が強かったんです。

advertisement
  • ガラケーで「5」ボタンを連打するだけ
  • アイテム課金で数千円の釣り竿がすぐに壊れる

など、ソシャゲのネガティブな情報がネットに流れるたびに、SNSでは「ひでー搾取w」「情弱w」とバカにするのがお決まりの風潮でした。

 私も同意見で、docomoのガラケーで月額制のゲームを遊んだこともありますが、がっかりの出来でした。「Wizardry」も「ディスガイア」もガラケー版はゲーム性が練り込み不足、デバイスの反応速度の悪さがキツかった……。

 ファミコンからずっとビデオゲームを趣味にしてきた身としては、「ソシャゲなんかをゲームとは呼びたくない」ってプライドも肥大化していたんだと思います。

「SR如月千早」なんて餌に釣られる訳……クマー!

 ところが2012年1月、友人からSkypeで「『アイドルマスター』のソシャゲがあるんだけどやらない?」と誘われました。「アイドルマスター」はアーケード版にハマりまくって大好きだったんですが、ソーシャルゲームっていうのが引っ掛かります。

アーケード版「アイドルマスター」(アケマス)のユニットカードたち
思えばこの時点で既にかなり革新的なゲームでした

 乗り気ではなかったんですが、招待されると彼に特別なレアカードが配布されるらしい。「友人のために、チュートリアル終わるまでなら」という義理でスタート。

advertisement

 絵はキレイだけど、動くわけでもない。時間で回復するスタミナポイントを使って、お仕事クエストをただ「5」ボタンでポチポチ押すだけの単調さに、早くも飽きそうです!

中央にある「お仕事を続ける」ボタンをポチポチ押すだけのクエスト

ニュージェネ渋谷凛で手のひらクルッ

 最初のボスのみくにゃん(前川みく)は弱いし、ゲーム性がないなあとぼやいてました。ところがアイドルたちが会話しているテキスト。これが「おっ!」と思わず前のめりになるような、萌えの琴線に触れたのも事実です。

フレーバーテキストでちょっと前のめりになり……

 さらに、無料でもらえるガチャチケットで手に入れた最初のSR[ニュージェネレーション]渋谷凛が状況を一変させます。

掌返しのきっかけになった「ニュージェネレーション渋谷凛+」

 人間の心理なのでしょう。高レアカードを手に入れた途端、渋谷凛が途端にいとおしく感じられるようになってきました。そしてゲーム中でも、SR渋谷凛を使いたくなってくるというモチベーションが働きます。

 ここで、「絵に課金するなんてバカみたい」という偏見が解消されました。ユーザーは絵が欲しいのではなく、その子のカードを使ってゲーム内で活躍させたい気持ちになっていくのだと。

advertisement

 事務所対抗戦で、SR渋谷凛をリーダーにしたクール艦隊が勝ち続けるのは気持ちよく、確かにソーシャルゲームには、独自の面白さがあることを認めざるを得ませんでした。く、くやしいけど……感じちゃう!

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. しぶとい雑草“ドクダミ”を生やさない超簡単な方法が115万再生! 除草剤を使わない画期的な対策に「スゴイ発見」
  2. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  3. 顔の半分は童顔メイク、もう半分の仕上がりに驚がく 同一人物と思えない半顔メイクが860万再生「凄いねメイクの力」
  4. パパに笑顔を見せる4カ月の赤ちゃん、ママの顔を見ると…… あるあるな反応に「なんで?!」「ママをすごく信頼してる証拠」とさまざまな声集まる
  5. スーパーで買ったレモンの種が1年後…… まさかの結果が635万再生「さっそくやってみます」「すごーい!」「手品みたい」
  6. “女子小学生”がメンズカットしたら……「え!」 その驚きの大変身に「な、なに!?」「絶対モテる」と反響
  7. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  8. 巨大ウサギのデカさを伝えるため、2Lペットボトルを横に置いてみたら…… 衝撃の比較結果に「えっ、500mlじゃないんですか」「マジで大きい」
  9. 実写「シティーハンター」、最後まで見るとあるはずの仕様がない配慮「わかってる」「粋なはからい」「いい判断」
  10. 「こんな事あるのか」 マックでハンバーガー購入→“信じられない状態”に仰天 「逆に羨ましい」