ホストの給料ってどうやって決まるの？　源氏名の決め方は？　準ミスター東大がホストクラブに体験入店してきた（2/3 ページ）

いよいよ舞台へ！　ホストクラブの給与システムとは？

　ヘアメと宣材写真が出来上がったら、いよいよ、今日の舞台となる「CANDY」へ。

　到着したら、早速友也さんの新人講習が始まりました。「CANDY」では、基本給となる日給は7000円で、これに売り上げを上げるとその分どんどん上がっていく給料体系。例えばお酒をお客さんに卸してもらうと、その50%が自分の売り上げとなるそうです。

　さらに、ナンバー（売り上げ額や指名本数に応じて毎月のナンバーが決まる）や皆勤などの有無によって、どんどんプラスになっていく仕組み。取材日の前月の友也さんの売り上げは約900万円。つまりその半分である450万円が友也さんの先月の月収ということです。まさに歌舞伎町ドリーム！

　給料体系の説明が終わったら、接客の心構えについて。「ホストである時間は、毎分毎秒、360度お客さまから見られていると思ってください。お客さまのお店への評価、ホストという職業への評価、自分自身への評価は、対応するホストの一挙手一投足で変わるので、丁寧な言葉使い、姿勢、テーブルセッティングなど、細かな気配りを常に気をつけましょう」と友也さん。すごくしっかりと考えられているんですね！

　次に、基本となるお酒の作り方についての説明をしてもらいます。氷を入れてアルコールを入れて割りものを入れて、そこまでは普通にできそうですが、ホストの小技として、お酒を混ぜるときは反時計回りにまわすことを教わっていました。

　これは「あなたといる時間が進まないように」という思いが込められているそうです。おそらくそこまで気が付く人はいないと思いますが、めちゃくちゃオシャレな願掛けをされているんですね。ホストってすごい！

　講習の最後に、源氏名を決めることに。基本的には憧れているホストの人だったり、好きな響きだったりで決める人が多いそうで、その名前でいるあいだ“ホストである自分”を意識できるような名前が良いそうです。

　せっかくなので今回は友也さんに決めてもらうことした田中くん。本名が「智大」なのを入れ替えて「大智」、さらに「夜に生きる」という意味を込めて「日」を取り、「大知」という名前になりました。

　準備ができたら、いよいよ接客へ。ここからはガチンコです。