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19時「メロスは激怒した」 約3日間のメロスの旅がリアルタイムで進行する読書アプリ「実時間小説 走れメロス」
Twitterには、導入後メロスの激怒を待ち焦がれる人々が。
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iOS用読書アプリ「実時間小説 走れメロス」が画期的です。太宰治『走れメロス』をメロスの行動に合わせて、物語と同じく約3日間かけて少しずつ表示する仕組み。メロスが現時刻で何をしているのか、リアルタイムに把握できます。
インストールした時点では、タイトルと著者名しか表示されません。そこで、物語がどのように進むのか確かめようと、iPhoneの時刻設定を1時間ずつ進めてみました。すると19時にしたときに、冒頭の一節「メロスは激怒した。必ず、かの邪知暴虐の王を~」が通知に。アプリを開くと、国王の暴政を聞いたメロスが「呆れた王だ。生かして置けぬ」と憤るところまで読めました。
20時にはメロスが王と約束し、22時にはセリヌンティウスが人質として縄につながれました。そして翌朝9時になると、徹夜で帰宅したメロスが妹の結婚式の支度をしたのちに寝てしまうところまで読めるようになります。筆者は検証のため時刻設定をいじってしまいましたが、アプリの主旨通りに作中の描写と同じ時刻に読むと、ライブ感があって楽しそうです。
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同アプリがリリースされたのは2016年ごろですが、あるTwitterユーザーが紹介したことから、あらためて注目を集めました。ツイートを見てインストールし、メロスの激怒を待ち焦がれる人が続出。「メロスにGPS付けて監視してるみたい」「推理ものに応用しても楽しそう」といった意見も出ています。
(沓澤真二)
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