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「座れメロス」「吾輩はおこである」――名作のタイトルを1文字だけ変えて微妙な感じを生み出そうとするハッシュタグ「#名作を1文字変えて微妙な感じにする」が、Twitterで大きな盛り上がりを見せています。
題材は映画、クラシック音楽からマンガ、ゲームまでさまざま。なかでも「谷崎潤一郎『豪雪』」(元ネタ:細雪)や「人間合格」(人間失格)など日本文学は人気で、夏目漱石だけでも「それかな」(それから)「ぼっちやん」(坊っちゃん)と絶妙に売れなさそうなタイトルが誕生しています。高尚さからの落差が激しいからでしょうか。
“微妙さ”にもいろんなタイプが。「ああ苦情」(ああ無情)や「ローマの休出」(ローマの休日)など社畜感がにじみ出てしまうもの。逆に「アルジャーノンに札束を」(アルジャーノンに花束を)や「金をかける少女」(時をかける少女)と成金オーラが出てしまうのもなんだか微妙になってしまいます。「全然草」(徒然草)に「シューベルト『魔剤』」(魔王)とネット用語も台無し感満載でした。
ハッシュタグがついたツイートは「ヤフー!リアルタイム検索」によると1日で2万件弱投稿され、Twitterトレンドでも1位に輝くなど大きな話題に。たった1文字変えるだけで微妙になる作品がここまであるとは……言葉の面白さも教えてくれる「#名作を1文字変えて微妙な感じにする」でした。
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