新しい「ZOZOSUIT」、全身水玉に悲嘆の声 「未来感消えた」「ダサい」「不二家レモンスカッシュ」
一方で「着て歩かないのだから見た目はどうでもいい」という意見も。
4月27日にスタートトゥデイは、採寸ボディースーツ「ZOZOSUIT」の仕様を大幅に変更し、予約者に配布の見通しが立ったことを発表しました。Twitterではデザインが黒地の白い水玉模様に変わったことに対し、「未来感が無くなってしまった」「全身水玉模様はダサい」と悲観する声が続出しています。
「ZOZOSUIT」は2017年11月に無料配布の予約を開始した、利用者の身体の寸法を瞬時に計測できるボディースーツ。採寸データを元にサイズピッタリの服を早くリーズナブルに注文できるブランド「ZOZO」を展開中で、画期的なビジネスモデルから予約注文が殺到し、配送が大幅に遅れる状態が続いていました。
そのような状況を改善するため、スタートトゥデイでは「技術改革と研究開発により大幅な仕様改良に成功した」として新たなZOZOSUITを発表。当初は布地に内蔵された伸縮センサーで採寸する「センサー方式」でしたが、新型では、スーツの表面に点在するマーカーをスマホのカメラで読み取って体形の3Dモデルをつくる「マーカー方式」に変更しました。これによってスーツの大量生産が可能になり、コストも大幅に減少したといいます。
しかし仕様とともに見た目も大きく変わってしまうことに。旧型はセンサーがスーツ内に埋め込まれているため全身が黒い無地となっており、発表直後もネットで「SF感ある」「GANTZスーツみたい」と評判になっていました。新型はマーカー方式のため首から足首まで白いマークが点々と配されており、必然的に全身水玉模様というデザインに生まれ変わっています。
これにTwitterでは「随分とダサくなってしまった」「最初のプラグスーツみたいのがほしかったのに」「全身ドットなんてあんまりだ」と悲しむ声が相次いであがっています。「不二家のレモンスカッシュスーツ」「ジンベイザメ」「カミキリムシみたい」と、すでにある黒地に水玉模様のモチーフを思い出す人も。これは仕方がない……。
一方で「そもそも着て歩くものじゃない」「かっこ悪いと言っている人は着て出掛けるつもりだったのかな」と見た目はそこまで重要ではないという意見も。「サイズフリーになったのはかなり良い」など、デザイン以上に仕様の改善を喜ぶ声も多く散見されました。
27日の発表会でスタートトゥデイ代表取締役社長の前澤友作は新型デザインについて、「すでにネット上はスーツの書き込みがいっぱいで、『未来感が無くなったな』とか『ちょっとダサくなったんじゃないか』というネガティブなコメントがたくさんあがっておりましたけれども」と苦笑しつつ、「意外と僕はこの水玉はかわいいなと思ったりしています」「カメラの前でくるくる回りながら計測するので、ポジティブに考えると、前より楽しく計測できると考えていただければ」とコメントしていました。
この他、電池切れの心配がない、電子基板が埋め込まれていないので洗濯ができるなど、新型の改良ポイントをいくつかあげていました。
(黒木貴啓)
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未来感ある。
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