突然彼氏への不満をこぼす彼女、その真意は？　ツンデレの尊さに思わず手を合わせたくなる漫画

　漫画家の工藤舞（@m0721804）さんがTwitterに投稿した漫画「殺伐カップルの話。」。彼女の言動に隠された思わぬ真意に、「狂おしいほど好き」「尊すぎて、胃袋がギュッ！　てなりました」など感動の声が上がっています。

　「私、正直、君のどこが好きなのか…わかんないんだ」。2人でいつも通りに朝ごはんを食べている最中、そんな爆弾発言をしたのは彼女でした。彼氏は思わず箸を持つ手を止め「…は？」と返します。

　彼氏が作ってくれる朝ごはんがあまりおいしくないこと、洗濯をする際に時々柔軟剤を入れ忘れること、寝ているときも彼氏の物音で目が覚めてしまうことなど、日頃の小さな不満（？）を並べていく彼女。彼氏は1つ1つ返事をしながらも不安になったのか、「お前、もしかして別れてぇの？」と切り出しました。

　しかし彼女は、また新しく相手を探して恋愛をする方がめんどくさいと話します。「いちいちドキドキしたりイライラしたり　やきもきしたりとかしたくないじゃん？　もうお互い恥ずかしがるよーなことないし、ゲロの始末もした仲だし」と、エピソードのチョイスはともかく、2人が長い道のりを一緒に歩んできたことがわかります。「と、いうわけで今朝方思いついた名案があるんだけど」、そして彼女が続けた言葉は……。

　「結婚しましょう」というまさかのプロポーズ。これには彼氏も読者も一瞬フリーズです。「今後の生活費等想定できる諸経費は別口座で毎月コツコツ貯めてきたし　指輪は君が寝てる間に計ってもう頼んであるし」と、その用意周到ぶりに彼氏からは「今朝方思いついたってゼッテェうそだろ」ともっともなツッコミが。思わず「てゆーかもしオレが断ったら…どーするつもりだよ？」と聞くと、少しだけ頰を赤らめながら「明日から朝ゴハン作って胃袋つかむ」って、この子彼氏のこと好きすぎ！

　冒頭の不満の話も、プロポーズへの照れ隠しだったのでしょうか。表情の変化が少ない彼女だからこそ、後半の言動から伝わる愛の大きさが際立っていました。彼氏がなんと返事をしたのか気になる所ではありますが、無事結婚できていると良いですね。

　工藤さんは小学館ジュニア文庫「ホルンペッター」のイラストを務めている他、ゲッサンで「嵐のしじまに嘘をつく」 を短期連載していました。

※23時50分追記：当初「嵐のしじまに嘘をつく」と短期連載中としていましたが連載は終了しております。お詫びして訂正いたします。

画像提供：工藤舞（@m0721804）さん

（ひーこ）