「10連ガチャでSSRを多く引いた方が勝利」 AnimEVOの「グラブル」トーナメントが闇のゲームすぎる → 競技内容変更に
これが真のe(economic)スポーツ……!
eスポーツ大会「AnimEVO」の種目に、スマートフォン用ゲーム「グランブルーファンタジー」が選ばれ、その競技内容がすごいと話題になっています。……が、先に断っておくと、この記事をちょうど書いていた最中、公式から競技内容変更のお知らせが出てしまいました。
「AnimEVO」は、世界最大級の格闘ゲーム大会「EVO」と同じ期間・同じ会場で開催される、有志による非公式イベント。「グランブルーファンタジー」はその種目の1つとして選ばれていたのですが、当初発表されていた競技内容は「互いにその場で10連ガチャを引き、より多くのSSRを当てた方が勝利」というものすごいものでした。これが真のeスポーツか……!
ルールの詳細は以下の通り。
- 参加費5ドル(優勝者総取り)
- 1勝負1ラウンドのシングルエリミネーショントーナメント
- 通常10連ガチャを引き、より多くのSSRを引いた方が勝利
- 引き分けの場合は勝者が決まるまで単発ガチャを引く
ちなみにこのルール、2016年の「AnimEVO」でもユーザーによるお遊び企画として実施されていたもよう。しかしAnimEVO公式Twitterは日本時間5月3日、「今年のAnimEVOでのグランブルー大会は、2年前のガチャコンテストではなく、騎空士の技術と、連携精度を試す大会に変更されます」とツイートし、競技内容を変更したと発表しました。AnimEVOによると、英語圏の「グランブルーファンタジー」コミュニティーとの協議の結果、変更を決めたとのこと。サイトを見ると、現在はレイドバトルの討伐時間を競う内容に変わっています。
ガチャやルートボックスが世界的に問題視されている昨今、さすがに「10連ガチャで勝負だ!」はやりすぎだったのかもしれません。AnimEVO 2018は8月3日から5日の3日間、米ラスベガスで開催予定です。
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他にもイベント・大会実施などを通じ、国内eスポーツ産業の創出を目指していくとのこと。
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