「鬼ころし」のストローは「体が震える人でも飲みやすいように」付いていると話題に → メーカー「違います」
ですよね。【訂正】
現在、清洲桜醸造が販売する紙パックの日本酒「鬼ころし」について、現在ネット上で何やら味わい深いうわさが広がっています。ストローが付いて来る理由について、「体が震える人でもこぼさず全部飲めるように」とのこと。ヒェッ……。
このうわさは、2017年8月に2ちゃんねる(現5ちゃんねる)へ書き込まれたもの。以下のような、大変具体性に富んだ内容の書き込みから始まりました。
身体が震えてる奴らには常識なんやが、手で持ち上げて飲む体勢やと半分くらいこぼれるんや。ストロー付いてたら身体がどれだけ震えようがストローの先を口の範囲内にさえ持って行ければもう逃がさんと飲める。それさえできん状態でもストローなら地面に置けば飲めるんや
ストロー付きの酒を探す前にまず病院に行ってほしいところですが、この書き込みの引用が最近になってTwitterでバズり大きな注目を集めることに。「怖い」「狂気の沙汰」「そんなに手震えててストローさせるのか」「これぞバリアフリー」「ユニバーサルデザインだな」といった声があがっています。
実際、「鬼ころし」にストローが付いているのは、そんな殺伐とした親切心からなのでしょうか。清洲桜醸造に話を聞いてみました。
―― 「鬼ころし」のストローについてネット上でこんなうわさがあがっていますが……。
清洲桜醸造:いえ、他社の製品やお酒以外でもそうですが、一般的に紙パックの飲料にはストローが付属します。「鬼ころし」も同様で、特別な理由はありません。
―― 紙パックを採用した理由はあるのでしょうか。
清洲桜醸造:昔は瓶での販売が多かったですが、紙パックの方が軽く輸送や持ち運びに便利なためです。最近の弊社の製品は、紙パックでの販売が増えています。
―― 「鬼ころし」という名前の由来はどのようなものでしょうか。
清洲桜醸造:昔から地方の言い伝えで、とてもおいしいお酒を「鬼が飲んでも酔いつぶれてしまうほどおいしい酒」という意味で「鬼ころし」と呼んでいたことから名付けました。
やはり、体が震える人達に特別な配慮をしてストローが付いているというわけではなかったもよう。ですよねー。
【訂正:2018年5月7日15時30分 初出で5ちゃんねるへのリンクと画像が2ch.scのものになっていたため訂正しました】
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