翼くんたちが馬に乗りながらオーバーヘッドキック！　JRAとキャプ翼のコラボがいろいろおかしい

　翼くんや岬くんが馬に乗ったまま必殺シュートを繰り出す……！　日本中央競馬会（JRA）とサッカー漫画『キャプテン翼』（高橋陽一）がコラボしたWebコンテンツ「キャプテン翼ダービー」が5月16日に公開されました。完全に混ぜちゃいけない2つを混ぜてしまったやつだこれ。

　27日に開催される「第85回日本ダービー」に先立った企画。コンテンツの1つ「必殺シュートダービー」は、大空翼や日向小次郎などキャプ翼でおなじみのキャラ8人が競走馬に乗りながらゴールを目指し　誰が1着になるかを当てる予想ゲームとなっています。

　サッカーのユニフォーム姿で乗馬しているだけでもなかなかシュールですが、馬の足元にはボール、決勝ラインの前にはサッカーゴールが。選手らは馬の前足で器用にドリブルし、ゴール直前で抜け出した2人が「フライングドライブシュート」「スライダーシュート」など作中の必殺シュートを馬の足で決めてみせます。化物しかいない。

　特にヤバイのは立花兄弟の「スカイラブハリケーン」で、兄弟が2人ともあお向けになって馬の4本足に足裏を密着。そのまま空高く蹴り上げ、馬が空中からジャンピングボレーを決めるという原作以上にとんでもない芸当を見せます。で、もしゴールネットを突き破れたら、そのままパカラッパカラッとゴールラインを割ってレースも一着に。競技のルールがまったくわかりませんが、ボールと馬に愛着が湧いてくるのは間違いありません。

　また原作のコマをアレンジして競馬について学べるオリジナル漫画に仕上げてしまった「SGGK（スーパー・がんばり・学習・競馬）」（全5話）も公開中。あの作中に出てきた伝説的な造語「Super Great Goal Keeper」がこれまたとんでもない意味に。

　漫画では翼が日本チームを勝利に導くために「強くなるため競馬を学ぼう」「競馬を知ればもっとサッカーがうまくなる」とむちゃくちゃなことを言い出します。練習前に「競馬の資料をまとめてきました！」と意気揚々と話す翼に「競馬？」「うそだろ翼」「こう来たか」と選手たちが疑問を口にするシーンは必見。競馬を勉強しすぎて寝不足で病院へ搬送された翼が「競馬って時間を忘れるくらい楽しいんだ！」と笑顔で語りかけるコマはヤバさしかありません。

　コラボ企画はサイト上だけでなく、5月23日～25日の3日間は東京・渋谷の商業施設「渋谷MODI」の店頭プラザでイベントを実施。「キャプテン翼ダービー」のコラボゼッケンを着用した馬の像や、翼の等身大パネルと写真が撮れるフォトブース、原作のイラストをアレンジして過去の歴代優勝馬やダービーにまつわるエピソードを紹介するパネルなどが登場します。

（C）JRA　（C）高橋陽一／集英社

（黒木貴啓）