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京大の撤去された立て看板を学生がARで再現 「『絶対に撤去されないタテカン』の例を提示しようと思った」

タテカンが現実に置けないなら、現実を拡張すればいいじゃない。

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 京都大学吉田キャンパス(京都市左京区)の立て看板(通称:タテカン)が撤去されたことを受け、AR(拡張現実)で再現する京大生がTwitterに現れました。スマホの画面を通して初めてタテカンが見えるので、これなら景観条例には引っかからないし、撤去もされない。

現実には何もない歩道にタテカンが

 同学にはタテカンをキャンパスの外壁に置き、サークルの宣伝などを行う風習があります。これらは景観条例に違反するとして、市の指導を受けた大学側が5月13日に撤去。一部の学生からは「表現の自由を奪う」「事前に話し合いなどがなかった」など、反対の声が上がっていました。

 投稿主のへいほー(@5ebec)さんは、「マーカーレス型ビジョンベースAR」を用いてタテカンの1つを再現。付近の交差点から撮ったバージョンも公開し、遠くからでもスマホの画面越しにタテカンを確認できることを示しました。

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交差点の区域を、数学用語の「象限」で表すところがアカデミック
遠くからでもタテカンが見える

 編集部の取材に、「『絶対に撤去されないタテカン』の例を提示しようと思った」とへいほーさん。ARでタテカンを再現する案は以前からTwitterで散見されており、開発している人もいました。それでも実際にキャンパスの石垣へ出現させている人は見かけなかったので、自分で作ってみたのだそうです。

 「さすが京大」「みんなが救われる良策では」と、ツイートには好意的な意見が多数。「歩きスマホの助長や、立ち止まる人が増えてもともとのタテカンよりじゃまになるおそれが」との指摘もあり、本格化するには難しいかもしれませんが、可能性を感じさせる試みだといえます。

画像提供:へいほー(@5ebec)さん

(沓澤真二)

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