コラム

エヴァに宝塚にX JAPAN! 自由すぎる全国の「防災行政無線チャイム」を調べてみた(2/3 ページ)

個性出しすぎ。

advertisement

夕方6時に「与作」

 北海道知内町では、朝7時に市オリジナル曲である「知内賛歌」、昼12時には「恋はみずいろ」、そして夕方6時に北島三郎の代表曲ともいわれる「与作」が流れます。

「与作」(北海道知内町)

 北海道知内町は北海道の南端、津軽海峡に面した自然豊かな町ですが、演歌界の大御所北島三郎を育んだ土地でもあるのです。一日の締めくくりに流れる「与作」を聞くと気持ちもしゃんとしそうですね。

朝昼晩に「すみれの花咲く頃」

 静岡県浜松市天竜区春野町では、宝塚の名曲「すみれの花咲く頃」が朝7時、昼12時、夜9時に流れます。しかも朝昼晩のチャイムのアレンジも変わるんですよ。

advertisement
「すみれの花咲く頃」(静岡県浜松市天竜区春野町)

 春野町の出身である宝塚歌劇団の白井鐵造は、宝塚歌劇団の父ともいわれ、「すみれの花咲く頃」の作詞も手掛けた演出家でした。

 そのため聖地である春野町では、防災行政無線チャイムにこの歌が採用されているだけではなく、「白井鐵造記念館」が設立され、白井鐵造の愛用品や宝塚の愛用資料などの約600点が保存・展示されています。チャイムもとても可憐(かれん)で、聞くたびにさわやかな気分になれそうですね。

 ちなみに、福島県田村市大越町でも「すみれの花咲く頃」が流れていますし、今年2018年4月からは本家大本の兵庫県宝塚市でも放送を開始しました。これからも、宝塚ゆかりの地で、この歌を聞けるところが増えていくかもしれませんね。

「すみれの花咲く頃」(福島県田村市大越町)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
  10. 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生