最後に怖い思いをしたのは…… お留守番をする少年に忍び寄る幽霊の漫画、予想外のオチに反響
人によって感じ方が変わる“こわいはなし”です。
Twitterユーザーのpajapa(@Pass_JaPapp)さんが「こわいはなし」と題して投稿した、幽霊が登場する4ページの創作短編漫画がさまざまな反響を呼んでいます。見方によって感想が変わるかも……?
夜に会社から突然の呼び出しがかかり、「ハルくんごめんね!」と謝りながらバタバタと出て行ってしまうお母さん。すると残された幼い息子を狙うように、ニヤリと笑う口と見開くような恐ろしい目が後ろから現れます。
窓からずるぅ……っと入ってきたその髪の長い女性は、恐ろしい声で「ぼうや…ひとりなの……?」と子どもに声をかけます。が、振り向いた子どもが大量の涙を流しているのを見て、最後の言葉で「のォーーーー!!??」と逆に驚いてしまう彼女。さては新人の幽霊さんかな?
「私まだ何もして無いんだけど!?」とワタワタしつつ泣き止ませると、子どもにワケを聞き、自分の誕生日に母親が仕事に行ってしまって悲しんでいることを知ります。姉御肌の彼女は「あんたの母さん連れ戻してあげるわ」とひと言。これに子どもから「本当!? おばちゃん!」と容赦のない無邪気な言葉が飛びますが、霊は30分かけてお母さんを家に戻らせるよう手配するのでした。
そして「ハルくんただいま!」と嬉しそうに帰ったお母さんは、女性の霊だけでなくハルくんの前もスッと通り過ぎ、息子の“18歳の誕生日”を祝う言葉とともに、お線香を上げる姿が。すると「……え?」と動揺する女性の霊は子どもの姿を見失い、どこからともなく「…ありがとう、おねえちゃん」という言葉を聞くのでした。ハルくんも幽霊だったのね……。
Twitterではまさかのオチに「背中がひんやりした…」「めっちゃ怖い」という声から、お母さん視点で読んだ人や優しい女性の霊との交流に「泣いてまう」「目から水が…」と感動する声も多く上がる人気に。オチの展開から映画「シックスセンス」を思い出す声もありますが、その「1枚上をいかれた感じ」「最高のミスリード」と、短い話の中での予想外な展開にグッときた人も多いようです。
他にも、幽霊としては先輩だったハルくんと、結果的にそれに振り回されたような形の“お姉さん”の霊とのやり取りに尊さを覚える人や、ほっこりするけれど切ないといった不思議な読後感を味わう人など、人によってさまざまな感想が見られます。
画像提供:pajapa(@Pass_JaPapp)さん
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