パン工場でアルバイトをした体験をつづる漫画が、Twitterで注目を集めています。内容はケーキ用のイチゴを選別したり、パッケージにシールを貼ったり、延々と続く作業ばかり。絵柄こそコミカルですが、工場勤務の大変さがひしひしと伝わってきます。
レポート漫画やイラストを描いて活動している、えるたま(@L_tama)さんの体験談。漫画はバイトの受付へ急ぐシーンから始まります。何をそんなにあわてているのかというと、唯一マイペースに作業できる製品配分部門の枠が、早くしないと埋まってしまうから。このときは遅れたため、洋菓子部門へまわされました。ここからが大変。
そして振られたのは、イチゴを100個ずつまとめる作業。形の良し悪しで仕分けつつ、延々と束にしていきます。苦手な作業をがんばっていると、社員から「途中でいいからこっち来て」と指示が。途中でいいのか。
今度はベルトコンベアを流れてくるケーキに、飾りのチョコプレートを挿す作業。あまりの単純さに、脳内でラップ調の童謡を流して気をまぎらわせます。それでもなかなか時は進まず、終了しても経過時間はたったの45分。流れ作業あるあるだあ……。
第2弾は、ドーナツ部門にまわされた日のエピソード。煮えたぎる油の前に立ち、長い棒でドーナツを裏返すことになりました。足場が非常に狭く、一歩踏み外せば自分が……ヒイッ。
かと思えば、次はパッケージ済みの製品を軽く押し、包装に穴がないかチェックする作業へ。あまりにも楽すぎて、さっきの作業と時給は同じなのかと考え込むえるたまさんでした。
その後も、和菓子部門を担当したときの第3弾、パン部門担当時の第4弾と、苦労の伝わるエピソードが続々。その一方で、「夜勤明けに無料支給のパンで朝食」という、ちょっとした幸せをつづる話もあります。
ツイートには、同じ苦労を知る経験者から共感の声が多数。みなさんご苦労様です!
(沓澤真二)
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生きてこそ。