「戎橋の上で飛び跳ねないで」 ポーランド戦前に大阪市長が警告「極めて危険」
そもそも数百人が一斉に飛び跳ねることを想定して設計されていないとのこと。
6月28のW杯日本対ポーランド戦を控え、大阪市長の吉村洋文氏は26日、Twitterで「28日のポーランド戦で決勝に進出しても、絶対に戎橋の上で飛び跳ねないで下さい」と呼びかけました。
25日のセネガル戦で、戎橋(大阪・道頓堀)の上にサポーターが殺到したことがきっかけ。報道によると、当日は数百人のサポーターが一斉にジャンプを繰り返したため、橋が揺れてあちこちから悲鳴があがったとされています。
決勝進出がかかった28日のポーランド戦ではさらなる混乱も予想されることから、吉村市長は「極めて危険」とツイート。また「500人が飛び跳ねることを前提とした設計をしていません」と危険性についても説明しています。
大阪市建設局にも確認したところ、「橋が揺れた」といった問い合わせがあったのは事実で、現在は問い合わせを受けて「飛び込み禁止」「飛び跳ね行為はやめてください」といった看板を設置したとのこと。また、担当者に聞いた限りでは、人が飛び跳ねて揺れたという報告ははじめてだったといいます。
また、吉村市長の「500人が飛び跳ねることを前提とした設計をしていません」という説明については、「どれくらいの加重に耐えられるかという基準(※)はありますが、飛び跳ねた場合のことについてはそもそも想定されていません」とのこと。設定されている耐荷重は通常人が渡る場合を想定したもので、数百人が一斉に飛び跳ねることはまったくの想定外であるため、やはり控えてほしいとのことでした。
※戎橋の場合は橋梁免責に対し約190トン(1人60キロと計算すれば約3100人分)
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