扇風機やエアコンの思わぬ火災に注意 動きが悪い扇風機や、電源コードの延長接続をしたエアコンに発火の可能性
毎年夏に扇風機とエアコンの事故が発生しています。
製品評価技術基盤機構「NITE(ナイト)」の製品安全センターは、毎年6月~8月にかけて多く発生する扇風機およびエアコンの火災事故について注意喚起しています。
2012年度~2016年度の5年間で、ナイトに通知された扇風機とエアコンの事故情報は合計566件あり、9人が死亡しています。そして同5年間の事故件数のうち、376件が火災事故(扇風機98件、エアコン278件)と多くの割合を占めています。
同センターは、「古い扇風機の部品劣化」や「エアコンの電源コードの途中接続(※ねじり接続など)」などが原因となって起こる事故が毎年発生しているとして、使用を開始する前に製品に異常が無いかを確認するよう呼びかけています。
主な注意事項としては、扇風機の場合は「動きが悪い・動かなくなった・モーターから異音がする・異常発熱・焦げ臭いにおいがする」といった症状が出た場合は使用を中止することと、使用しない時は電源プラグをコンセントから抜くこと。またエアコンの場合は、電源コードの「ねじり接続」や、テーブルタップ等を用いた延長接続は絶対に行わないこと。さらに洗浄の際、ファンモーター等の電気部分に洗浄液がかからないように注意し、不明な点は製造事業者などに相談するよう呼びかけています。
なお、扇風機やエアコン、電気洗濯機、換気扇、ブラウン管テレビには、「長期間使用製品安全表示制度」により、2009年4月以降に製造・輸入された製品に「製造年」とともに「設計上の標準使用期間(※年数)」と、それを超えた場合の注意書き表示が義務付けられているので、経年劣化の目安として確認してみるといいかもしれません。
関連記事
明治の「明治なるほどファクトリー大阪」がリニューアル 初となる「たけのこの里」見学ライン登場
たけのこ党「よっしゃあああああ!」Apple、13インチMacBook Pro(Touch Bar非搭載)のバッテリー交換プログラム実施
一部で内蔵バッテリーが膨張する場合があるため。マグネットボールの誤飲で幼児の内臓に穴があく事故 国民生活センターが販売者や行政に管理と指導を呼びかけ
磁力が強力なため、複数を誤飲した場合は体内で引き合って内臓を貫通するケースが。飼い主が留守の間、ペットは家で何してる? 「ペット用カメラ」はどこまで使えるのか
外出先からペットの様子が確認できるアイテム。ダイソーの白髪染め「エバビレーナ白髪タッチ」から有害物質ホルムアルデヒド 商品回収へ
もし手元にある場合は直ちに使用を中止してください。1000馬力の怪物SUVも、低価格帯も EVスタートアップのSF Motorsが発表、戦略的新型車「SF7」「SF5」とは
シリコンバレーのEVスタートアップが初の自動車製品を発表。(写真22枚)
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.