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扇風機やエアコンの思わぬ火災に注意 動きが悪い扇風機や、電源コードの延長接続をしたエアコンに発火の可能性

毎年夏に扇風機とエアコンの事故が発生しています。

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 製品評価技術基盤機構「NITE(ナイト)」の製品安全センターは、毎年6月~8月にかけて多く発生する扇風機およびエアコンの火災事故について注意喚起しています

扇風機の「内部部品の発火」事故の再現映像(YouTube

 2012年度~2016年度の5年間で、ナイトに通知された扇風機とエアコンの事故情報は合計566件あり、9人が死亡しています。そして同5年間の事故件数のうち、376件が火災事故(扇風機98件、エアコン278件)と多くの割合を占めています。

 同センターは、「古い扇風機の部品劣化」や「エアコンの電源コードの途中接続(※ねじり接続など)」などが原因となって起こる事故が毎年発生しているとして、使用を開始する前に製品に異常が無いかを確認するよう呼びかけています。

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エアコンの「ねじり接続で発火」事故の再現映像(YouTube
「ねじり接続」をする様子(YouTube

 主な注意事項としては、扇風機の場合は「動きが悪い・動かなくなった・モーターから異音がする・異常発熱・焦げ臭いにおいがする」といった症状が出た場合は使用を中止することと、使用しない時は電源プラグをコンセントから抜くこと。またエアコンの場合は、電源コードの「ねじり接続」や、テーブルタップ等を用いた延長接続は絶対に行わないこと。さらに洗浄の際、ファンモーター等の電気部分に洗浄液がかからないように注意し、不明な点は製造事業者などに相談するよう呼びかけています。

 なお、扇風機やエアコン、電気洗濯機、換気扇、ブラウン管テレビには、「長期間使用製品安全表示制度」により、2009年4月以降に製造・輸入された製品に「製造年」とともに「設計上の標準使用期間(※年数)」と、それを超えた場合の注意書き表示が義務付けられているので、経年劣化の目安として確認してみるといいかもしれません。

「設計上の標準使用期間」を超えて使うと、発火などの事故が起こる可能性があるという注意書きが義務付けられています

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