1000馬力の怪物SUVも、低価格帯も EVスタートアップのSF Motorsが発表、戦略的新型車「SF7」「SF5」とは(1/2 ページ)
シリコンバレーのEVスタートアップが初の自動車製品を発表。(写真22枚)
中国の新興自動車メーカーSF Motorsは3月28日、ニューヨークモーターショー2018でSUV(スポーツタイプ多目的車)タイプの新型EV(電動自動車)「SF5」と「SF7」を発表しました。
SF Motorsは中国の自動車メーカー小康工業(Sokon Industry Group)を親会社に持つ中国資本のスタートアップで、シリコンバレーに位置するカリフォルニア州サンタクララを拠点に電気自動車や自動運転技術の研究開発を推進。ハマーなどを展開していた米国の自動車会社AMゼネラルの工場を2017年に買収し、量産車の生産に向けた準備を進めていました。今回同社初の自動車製品となるSF5とSF7は、2018年後半に受注を開始し、2019年に出荷予定としています。
SF7とやや小型サイズのSF5は、1基から4基までのモーターを搭載できる共通プラットフォームで展開します。最大のモーター4基構成のモデルでは1000馬力以上の出力を発生し、時速60マイル(時速約96キロ)まで3秒以内に加速する走行性能を実現するとしています。また、同じプラットフォームで低価格帯モデルやセダン型などの多車種化にも対応できる強みも掲げます。
パワートレインには、高いエネルギー密度と長いライフサイクルを実現したとする独自開発のバッテリーシステムを採用し、4モーター型車種で最大約483キロ(300マイル)の航続距離を実現します。また、LiDAR(Light Detection and Ranging / Laser Imaging Detection and Ranging)システムを用いた安全運転支援機能を備え、将来的には自動運転技術を導入予定とも述べています。
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