善意につけ込む「寸借詐欺」に注意 詐欺に遭いそうになった体験描いた漫画から対策を知る
人の善意につけ込んだ悪質な詐欺です。
寸借詐欺に遭いそうになった体験を描いた漫画「寸借詐欺を回避した話」が被害を避ける参考になります。寸借詐欺とは一体どういった詐欺なのでしょうか?
漫画を描いたTwitterユーザーのなおきさんは2年前の仕事の帰り道、50代くらいの酔っ払ったおじさんに話しかけられました。話を聞くと飲み会でお金を使い果たして帰りのタクシー代がないとのこと。行きたい駅があるから電車賃として500円か1000円ほどもらえないかと言われました。
話しかけられた場所が暗く細い道の近くで、対応するのも面倒だったため、なおきさんは1000円を渡してどこかへ行ってもらおうと考えました。しかし、かばんの中には財布がありません。通勤は定期を使い、食事は弁当を持参していたため財布を家に忘れていたことに気づいていませんでした。小銭入れは持っていましたが、中には10円玉のみ。
10円しか持っていないことを正直に伝え、申し訳なさから交番への道を教えようとするとおじさんはそそくさと去ってしまいました。その振る舞いに違和感を覚え、後で調べてみると、おじさんのやり口が寸借詐欺であることが分かりました。
寸借詐欺とは困っているふりをして少額のお金をだまし取る行為のことです。漫画のように電車賃がなくて帰れない、財布を落としたからお金を貸してほしいといった内容で声をかけられます。なおきさんは物理的にお金がなかったため、被害を受けずに済みました。
「本気で電車賃に困ってるなら、先に警察なりなんなりアテにするだろうと思うので、交番をすすめてみるのも1つ」となおきさんは対策をアドバイスしています。困っている人を見ると助けてあげたいと思うのが人情ですが、自分一人でなんとかしようとするのではなく、警察へ案内するなど誰かの助けを借りることが詐欺への防御策になりそうです。
画像提供:なおきさん
(植木鉢)
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