ニュース

置くだけで周囲を冷やす「バケツエアコン」 なんと社長がたった1人で開発していた猛暑対策展

発表段階から、Twitterなどでは「天才」と話題になっていました。

advertisement

 連日猛暑が続く日本列島ですが、東京ビッグサイトでは7月18日から20日にかけ、「第4回猛暑対策展」が開催されました。業務用のミストマシンや送風機、個人用の冷却ベストなどさまざまなアイテムが展示されるなか、ひときわ目を引いたのが、クールスマイルの「バケツエアコンCS703」でした。

バケツエアコンCS703
室外機不要、工事不要で「ポンと置くだけ」

 文字通りバケツの形をしたエアコンで、バケツに氷を入れてカバーをかぶせるだけでOKというもの。内部で冷やされた空気をファンによって送り出し、手軽に室内を冷やすことができます。使用環境にもよりますが、最高で15度まで冷やされた冷気を排出可能。バッテリー持続時間は約3時間で、充電式なので電源が取れない場所でも使うことができます。

内部に氷をセットして
カバーをかぶせるだけ

 通常のエアコンと異なり、広い部屋での使用には向きませんが、例えば海の家の更衣室や、エンジンを止めた車の中など、限定された空間を快適な温度に保つには十分とのこと。車内にペットを置いて買い物に向かう際など、狭い空間で短時間使用するためのクーラーといえそうです。実験では、30度の部屋を24度まで下げることができたといいます。

advertisement
広い場所での利用には向かないものの、狭い場所ではかなり活躍してくれそう

 既に公式サイトもオープンしていますが、開発・製造は社長が1人で行っているため、発売時期などについては未定。会場で聞いたところ、2019年までには発売したいとのことでした。

 同社は2011年の東日本大震災をきっかけに、「ニッポンを冷やそう!」をコンセプトに設立。フード付きベストに水冷チューブを縫い込んだ「人間エアコン」などをこれまでに開発してきましたが、「人間エアコン」は2015年にクラウドファンディングを実施したものの、なんと500円しか集まらず終了してしまうなど(2017年には76万円の調達に成功)苦労も多かったとのこと。他にもアイデアはたくさんあるのですが、なにぶん社長1人で開発しているため、製造が追い付かないのが目下の課題とのことでした。

会場となった東京ビッグサイト
猛暑対策専門の展示会として、今年で4回目の開催

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  4. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  7. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  8. 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  9. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  10. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に