カピバラとマーラに埋もれそう シーパラのエサやり体験でげっ歯類に取り囲まれてきた(1/2 ページ)
げっ歯類天国だった。
「横浜・八景島シーパラダイス」(神奈川県横浜市金沢区)でカピバラとマーラに包囲されて癒やされてきました。
2018年で開業25周年を迎え、大規模リニューアルしたシーパラの水族館「アクアミュージアム ~五感体験LABO~」の「LABO10 フォレストリウム」エリア。さまざまな生きものたちが暮らすこのエリアの中でも、特にゆっくりとした時間が流れているのが「森のこみち」です。
水辺や陸上に暮らす生きものたちを近い距離で観察できる同エリア。早速、中に入るとカピバラとマーラが暑さをしのいでお昼寝していました。今にも触れられそうな距離まで近づいても全く動じることなく日陰でくつろぐ彼らは、おとなしくてのんびり屋さんといった感じです。
何を考えているのかな? と気になってしまうマイペースな雰囲気が魅力的なカピバラとマーラ。彼らのことをもっと知りたくなった筆者は、森のこみちで1日2回開催されているプログラム「カピバラ・マーラのごはん」でりんごをあげることにしました。
りんごが入ったカップを持った瞬間、マーラたちの視線が筆者に一点集中。気付くとマーラたちに取り囲まれていました。一変した雰囲気に驚き、トングでりんごを挟もうとモタモタしていると、マーラがかがんだ筆者の膝に前足を置き、「ねえ、まだー?」とおねだりをしてきます。なるほど、これがギャップ萌え。マーラたちの猛アピールにまんざらでもない筆者がほいほいとりんごをあげていると、背中に熱い視線を感じます。
振り向くと、何とも言えない表情でこちらをジーッと見つめるカピバラの姿が。マーラにばかり夢中になっていたことを猛省し、慌ててカピバラの口元にりんごを差し伸べますが、クンカクンカと匂いを嗅いでいるうちにマーラに横取りされてしまいます。そしてようやく口にしたりんごをもっそもっそと食べるカピバラ。カップからりんごがなくなり、マーラたちの波が去ったころ、ようやく筆者を取り囲むカピバラたちなのでした。
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