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さまざまな理由で「働く意志があるが外出が困難な人」を対象に、ロボットで遠隔出社するモニターパイロットを募集

全長120センチの遠隔操作型のロボット「OriHime-D」などを用いて新しい働き方を模索します。

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 オリィ研究所は、同社が開発する遠隔操作型のロボットを用いて働く、ロボットテレワークの実験に参加するモニターパイロットの募集を開始。身体障害や育児など、さまざまな理由で「働く意志があるが外出が困難な人」を対象に、8月31日まで応募を受け付けています。

遠隔操作型のロボットで“遠隔出社”するモニターパイロットを募集

 同実験では、全身20センチのテレワーク分身ロボット「OriHime」と、全長120センチの研究機「OriHime-D」を使用。新たな社会参加・働き方を模索するべく実施され、接客やオフィス出社など、いろいろなパターンの就労ケースで実験を行う予定です。例として、展示会で説明員をしてパンフレットを手渡したり、飲食店などで配膳を行ったり、演劇や舞台などへの参加なども想定し、広くアイデア自体も募集・検討していくとのこと。

コンセプトムービー(「働くTECH LABプロジェクト」)

 パイロット期間は2018年10月~2019年4月までの半年間で、実際の接客などのフィールド実験の際は謝金も支払われます。その他の応募要項は、「18歳以上」「就労の意思がある」「パソコンを使い慣れている(ワード、エクセル、SNS程度ができる)」「新しい事が好きで、社交的な人」など。エントリー方法は、同社公式サイトの「お問い合わせ」から「テストパイロット応募」と記入・連絡することで応募できます。

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先月発表された研究機「OriHime-D」

 同社は2017年から、難病「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」の啓発活動を行う一般社団法人WITH ALSとともに、さまざまな理由で働くことができない人たちが、テレワークで仕事を続けられる可能性を研究するプロジェクト「働くTECH LAB」を実施。今回の研究・開発に関しても、ゆくゆくは共同開発中の「視線で操作できるインタフェース」と組み合わせて、言葉を発せない人、寝たきり状態の人も遠隔で働ける可能性を模索していくとしています。

「ALS患者が訪問者にコーヒーを振る舞う」テスト動画

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