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西日本豪雨で被災した日本酒「獺祭」 製造再開後から初の酒を9月13日に全国出荷
酒蔵が浸水と停電による被害を受け、7月末まで製造を一時中止していました。
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日本酒「獺祭(だっさい)」を製造する旭酒造(山口県岩国市)は、西日本豪雨の被害により7月7日から一時中止していた製造を7月末に再開し、被災後に仕込んだ最初の獺祭を9月13日から全国に出荷すると発表しました。
旭酒造は7月6日に西日本豪雨で酒蔵が浸水と停電による被害を受け、当面の間は獺祭の製造と出荷を中止すると決定(関連記事)。人気酒のためネットでは高額転売が不安視されましたが、復旧作業が進み7月28日には製造を再開しました。
一方で発酵中に停電したことで通常の獺祭としては出せなくなってしまったお酒を、『島耕作』シリーズで知られる漫画家・弘兼憲史さんの協力で「獺祭 島耕作」として8月10日に発売。定価1200円のうち200円を義援金とする西日本豪雨被害者復興支援商品となり、約58万本がほぼ完売しました。結果、集まった約1億1600万円から山口県、広島県、岡山県、愛媛県へ2900万円ずつ届けたと報告しています。
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