中国で2次元嫁搭載SUV「T77」爆誕 ダッシュボード上に美少女AIキャラを立体投影、音声操作や会話に対応(1/2 ページ)
いつでも嫁とドライブ。
中国の自動車メーカー「Chaina FAW Group(中国第一汽車集団)」が、AIキャラクターをホログラフィック(立体映像)で表示するシステムを搭載した最新SUV「BETUNE T77」を発表しました。
BESTUNE T77はFAWが開発した新しいSUVシリーズ「T」のフラッグシップモデルで、ゴテゴテとしたフロントグリルが存在感を示すデザインが特徴。最大143馬力を発揮する1.2リッターの4気筒ターボエンジンを搭載しており、5速または7速のMT仕様となっています。車体サイズは長さ452.5センチ、幅184.5センチ、高さ161.5センチとなっており、FAWは小型SUVの市場開拓を狙っているそうです。
大きな注目を集めているのはAIキャラクターをホログラフィックで表示する独自システム「ホログラフィックAIインテリジェント制御システム」。Tシリーズでは「ユーザーとの対話」がコンセプトの柱の1つとなっており、キャラクターはユーザーをサポートする「コンシェルジュ」といった感じで、ダッシュボード上に立体映像として表示されます。
キャラクターは「初音ミク」などのボーカロイドや流行りのVTuberなどを連想させる美少女キャラクターのほかに、少年のようなデフォルメキャラ、ディズニー映画に出てきそうなロボットの3人から選べるようになっており、それぞれのキャラクターにはユーザーの好みにあわせてカスタマイズできるように5種類のコスチュームが用意されています。
音声操作によるエアコンのオンオフ、サンルーフの開閉、オーディオシステムなど、43種類の操作(シーン)に対応しており、それぞれに応じたリアクション(コミュニケーション)も用意されているそうです。ホログラフィックを非表示にしてタッチパネルで操作することもできるそうなので、「そういうのいらねぇ!」「ちょっと恥ずかしい」って人も安心です。
BESTUNE T77の予約受付は2018年10月中旬からスタート。価格は13万元(約210万円)ほどになる見込み。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.