憎きアイツがやってくる 2019年春の花粉飛散量は「例年並み」か「やや多い」予測
特に東海地方は注意が必要とのこと。
日本気象協会は、2019年春の花粉飛散予測(第1報)を発表しました。2019年春の花粉は、飛散量が多かった2018年シーズンほどではないものの、全国的に「例年並み」か「やや多い」という予測になります。
2018年シーズンの花粉は例年より多かった
2018年シーズンの花粉飛散量は全国的に例年より多くなり、特に青森、宮城、栃木、群馬、静岡、鳥取では非常に多くなりました。
東京と大阪の過去10年の飛散傾向を見てみると、2014年以降の飛散量に目立った増減はありませんでしたが、2018年は例年値を超えた値となりました。2019年シーズンも例年を超える予測のため、注意が必要です。
花粉飛散量ってどうやって予測するの?
花粉の飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響します。花粉の飛散量が多くなる条件は次の3つ。夏にこのような気象条件だと花芽が多く形成され、翌春の飛散量が多くなるといわれています。
- 気温が高い
- 日照時間が多い
- 雨が少ない
2018年の夏は東北から九州にかけてかなり気温が高く、日照時間も多くなりました。長雨はありませんでしたが、短期間に大雨が降ったことで降水量は全国的に平年より多くなりました。
2019年シーズンの花粉飛散状況はどうなる?
気になる2019年春の花粉飛散予測は、東北から近畿、九州地方までの広い範囲で例年を上回る見込みとのこと。特に東海地方は例年よりも多い予測のため注意が必要。北海道地方は例年よりも少なくなる予測です。
前シーズンと比べると東北、関東、四国、九州地方の一部では少なくなる見込みですが、それでも例年より多くなる地方が多いので油断はできません。
色分けされた日本地図を見ると秋田県が真っ赤に塗られた「非常に多い」予測になっていますが、これは前シーズンの飛散量が少なかったためです。
ちなみにここでいう花粉の種類は、北海道はシラカバ、その他の地域はスギ・ヒノキ花粉が対象。花粉症の人にとって試練の季節となりそうです。
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