レビュー

「フル和室完備」「まるで鉄道」!! ぶっ飛び仕様でマジ楽しそう「キャンピングカーの世界」をのぞいてみた(2/2 ページ)

こういうので、旅に、遊びに出たくなります。【写真25枚】

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“和室”を完備したキャンピングカー「SINOBI」

 日本特種ボディー製キャンピングカーで特に圧巻だった車両が「SINOBI」です。

 こちらは何と、内装が「純和風」! 車内は畳敷きの和室です。ふすま障子に普通の和室に置かれているような長方形の木製テーブル。写真だけ見ると、自宅の床の間と言っても分からないレベル。これはすごい!

純和風なキャンピングカー「SINOBI」。外観にはまだ「ぶっ飛び」な印象はありません
そして内装がこちら!!! ザ・「和室」。これ車内だと言って信じられます? 正面上段(運転席の上)がベッドスペースになっています

 車内後方にはトイレとモダンなキッチンも配置します。キッチンもよくある一人暮らしのマンションよりも多分豪華。もう、これがあったら家いらないんじゃない? とさえ思える仕様です。何とかここに住めないものか……。ちなみに制作費は1800万円ほどだそうです。ホントに家買える!

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こちらはキッチン部分。シンクの高級感がすごい
トイレにもキッチリと畳が敷いてありました
天井もぬかりなく和風ですね

海外映画の憧れ「トレーラーハウス」も

 会場奥のブースには、海外の映画やホームドラマに出てきそうな「トレーラーハウス」も展示されていました。トレーラーハウスは丸ごと居室として使えるので、さらに「家」感のある構成が魅力ですね。寝室はダブルベッド、キッチンはレンジ内蔵、リビングセットなどなど。マジでウチより豪華だ……。

トーエイのトレーラーハウス「EVO2550」
寝室はダブルベッド
キッチンはマジで一般家庭に設置されているレベル
リビングセット。足を伸ばしてくつろげます

 最後に少し趣は変わりますが、昨今の災害被害を鑑みてタジマ モーターコーポレーションが展開する「浮揚式津波洪水対策用シェルター SAFE+」も注目を集めていました。タジマモーターコーポレーションは、“モンスター”としてラリーやパイクスピークヒルクライム競技で知られるレーシングドライバーの田嶋伸博氏が率いる企業です。

 SAFE+は水に浮く「浮揚式」の頑丈なシェルターであり、常設・仮説を問わずさまざまな場所へ設置できる仕様としたのがポイントです。4トントラックに積載可能な「SAFE + 600」、2トラックに積載可能な「SAFE + 300」の2サイズを用意し、災害対策として自治体や老人ホームなどへの導入が提案されています。

災害対策として開発された「SAFE+」
SAFE+の室内。ヘッドレスト付きの座席と体を固定するシートベルトを備えている

 以上、趣味&レジャーから、災害対策までを見越したキャンピングカーの世界の一部を紹介しました。帰宅後、自分が住むワンルームマンションがしょぼく見えてしまった始末です。今日はクルマを見にいったはずなのに、おかしいなぁ……。

 クルマには、速い、カッコイイ、便利、生活必需品などなどだけではなく、「住んでみたくなる」を追求する世界もあるのです。クルマの楽しみ方、本当に奥が深いですねー。皆さまもぜひ1台、奥深いキャンピングカーの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか!

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