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「黒カーボンのまま」もかっこいい レース専用NSXに進化版、2019年モデル「NSX GT3 Evo」が登場(1/2 ページ)

そのままレースに出られる本物のレーシングカー。

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 本田技研工業(ホンダ)は、レース専用車両「NSX GT3」の2019年シーズン向け改良版「NSX GT3 Evo」を発表しました。日本では、M-TECが販売やテクニカルサポート、パーツ供給を担います。


NSX GT3 Evo(写真:本田技研工業、以下同)

 NSX GT3は、スポーツカー「NSX」をベースに製作されたFIA-GT3準拠のレーシングカー。公道走行はできないものの6000万円超(関連記事)で販売しており、GT3カテゴリーの各種レースにそのまま参戦できるクルマです。2019年シーズンに向けたこの新型では、2017年の発売から蓄積されてきた各国のカスタマーチームによる実戦データを元にさらなる性能向上を図り、車名も“進化”を意味する「NSX GT3 Evo」に改められました。


空力性能を中心にさらなる性能向上を図った

 特に大きな改良箇所は空力関連です。空気抵抗を低減させた新設計のフロントスプリッター、リアディフューザー、リアバンパーを採用し、制動時の安定性を高めるために前後の空力バランスを見直しました。また、冷却システムの効率を高めたほか、新たにボッシュ製の新世代ABSも備えます。なお、新型ABSのパーツやデータロガーなどの一部新型装備については既存のNSX GT3向けにも同等部品を用意する予定です。

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(参考)NSX GT3
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