ニュース

「好きなものはいつまでも好きでいい」 好きなものを認めてくれた母に救われた漫画に「感動した」「私もこうでありたい」

自分の「好き」も誰かの「好き」も否定しないで生きたい。

advertisement

 男の子は青、女の子はピンク。かわいいものは子どものもので、大人になったら卒業。なんとなくそんな線引きがある中で、本当に好きなものを好きと言い続けることって、意外と難しかったりするのかもしれません。そんな思いを理解してくれた母について描いた漫画に素晴らしいと反響が集まっています。

 作者のなきりエーコ(@nakiri_aik)さんは2児の母で根っからのオタク。ある日、テレビのヒーローものを見ていると、息子さんから、どうして大人の女なのに幼稚園の男の子が見る番組を観ているのかと笑われます。なきりさんは「好きなものに年齢や性別は関係ないんだよ」と息子さんに語りかけます。それはなぜなら……。

ヒーローものにハマっているなきりさん

 なきりさんが保育園児だったころ、ゴジラ好きだったお父さんの影響で特撮好きになっており、おもちゃ屋さんに行ってもウルトラマンシリーズの怪獣の人形をねだる女の子だったといいます。そんなときにお母さんは「女の子はリカちゃん人形でしょ?」などとは言わずに怪獣を買ってくれました。

advertisement
「しょうがないわね~」と言いながらも怪獣を買ってくれるお母さん

 小学生になってからはさらに漫画やゲームにのめりこみ、中学生ではそれがさらにディープになり、勉強もしないで漫画を描いていたというなきりさん。友人からはそのことで嫌なことを言われた経験もありました。

多数と違うとどうして排除しようとするんだろう

 でも、なきりさんにはお母さんという強い味方がいました。なきりさんはよくお母さんにゲームや漫画のことを話していました。おそらくお母さんはその話をよく理解していなかったけれど、なきりさんの「好き」を認めてくれていました。そんなステキなお母さんの存在があったからこそ、好きなものを好きと言うことができたんですね!

お母さん、ステキすぎる

 お母さんはもういないけれど、なきりさんはお母さんが「好き」を認めてくれたおかげで、「好き」を共有することができる仲間がいて、「好き」に囲まれて幸せなのだといいます。お母さんから教わったことを、今度は息子さんにも伝えていきたい、となきりさん。

 「他人の『好き』が理解できなくてもいい。ただ理解ができないからってバカにしたり排除したりするのではなく、その人の『好き』を『好きなんだ』と認めてあげてほしい」となきりさん。そして息子さんが自分のように嫌なことを言われたときに、認めてあげられる母親になりたい、「好きなものはいつまでも好きでいいんだよ」というお母さんの大切な言葉を伝えたい、とも。

お母さんのおかげで「好き」に囲まれて幸せ
誰かの好きをただ「好きなんだ」と認めてあげて欲しい
お母さんの最高の言葉

 もし自分の「好き」が他の人と違ったら、子どもなりに悲しい気持ちを感じたり、悩んだりすることもあるかもしれません。まわりにも認めてもらえないとき、誰か1人だけでも認めてくれれば、それだけで自分の中の「好き」を守ることができるでしょう。必ずしも誰かのすべてを理解することが必要なのではなくて、ただお互いに「そうなんだ、好きなんだ」と認められる社会になればいいのに。

advertisement

 漫画を読んだ読者からも「いつまでも好きなものがあるって素晴らしい」「素晴らしいお母さん」と称賛のコメントが集まっています。

 作者のなきりエーコさんは、現在ウーマンエキサイトで「ヲタママだっていーじゃない!」を連載中。育児やヲタ活のブログ「ヲタママだっていーじゃない!」も公開しています。


「女の子だから○○」ではなく、好きを認めてくれたお母さんがステキ

画像提供:なきりエーコ(@nakiri_aik)さん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 一般家庭で暮らすワニ、“ご飯だよ”の合図を聞いた瞬間 400万再生の予想外すぎる顔に「温室育ちの純粋な目をしてて草」
  2. 「押すなよ、絶対に押すなよ」なポーズの猫ちゃん→次の瞬間…… 笑っちゃうほどの展開が200万再生「爆笑しました」
  3. 母「昔は男性からモテまくりだった」→娘は信じられなかったが…… 当時の“説得力ある姿”が260万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 生後2カ月で迎えた保護たぬき、犬に囲まれて育ち5カ月後…… 見事な“オラオラ俺様モード”に「愛嬌の塊みたい」「可愛すぎて虜」
  5. 「目を疑った」 “8割引”も……恵方巻の「大幅値引き」目撃相次ぐ 「予約購入は少数派」消費者との温度差も
  6. 「許されると思ってんの?」 スマホのアラームを設定→翌朝…… “絶望の通知内容”が430万表示 「ほんとこれ」
  7. 【編み物】彼氏のために、緑と黄緑の毛糸を正方形に編んでつなげると…… 圧巻のおしゃれな大作完成に「息をのむほどすばらしいよ」
  8. 真冬なのに“様子がおかしい木”を発見→近付きよく見てみると…… まさかの正体が200万表示「初めてみた」「マジで存在するんだ」
  9. 27歳女性がひとりで営む“おにぎり屋台”が話題沸騰中 必死にリヤカー引く姿に「なんだか泣けました」「見かけたら必ず買う!」400万再生
  10. 妻「おはぎ教室行ってくる!」→持って帰ってきたものは…… 妻が作った“衝撃のおはぎ”が400万表示 「知ってるおはぎと違う」