あの「ベーマガ」が15年ぶり“再創刊”! 「電子工作マガジン」12月19日号の別冊付録として
創刊号掲載プログラム「エイリアンフィールド」も2018年版になって復活。
1981年に誕生し、「ベーマガ」の愛称で親しまれたプログラミング入門誌「マイコンBASIC Magazine」が、「電子工作マガジン」12月19日号の別冊付録として“再創刊”されることが分かりました。
今回の再創刊は、電波新聞社がかつて発行していた雑誌「ラジオの製作」の創刊65周年を記念したもの。もともとベーマガは「ラジオの製作」の別冊付録として生まれたのが最初で、それを今回「電子工作マガジン」の付録として再現した形になります。
内容については、おなじみの投稿プログラムコーナー(「IchigoJam」などの子ども向けシングルボードコンピュータ用プログラムが中心)や、ニンテンドー3DSの「プチコン3号」講座などを主に掲載。さらに特別企画として、ベーマガ創刊号に掲載されたゲームプログラム「エイリアンフィールド」の2018年版も掲載されています。オリジナルはPC-8001向けでしたが、今回掲載されるのはHSP版とのこと。
また併せて、この「エイリアンフィールド」の進化版となる「エイリアンフィールド3671」が、Windows向けに発売されることも決定しています。発売日はベーマガ再創刊と同じく12月19日で、開発はマインドウェアが担当。価格はダウンロード版(Steam)が1480円で、さらにBEEP秋葉原とゲームショップ1983では、特製ブックレットやプログラム入りカセットテープ、原作者との対談DVDなどが付属したパッケージ版も6000円(税別)で発売される予定です(BEEP秋葉原では12月22日に、「電子工作マガジン」編集長、大橋太郎さんによるミニ講演付きサイン即売会も行われるとのこと)。
ちなみにパッケージ版付属の特製ブックレットでは、ベーマガ創刊号の「エイリアンフィールド」掲載ページを再収録しているほか、当時の表紙や表4(裏表紙)広告も許可を得て復刻。さらに付属のカセットテープには、PC-8001版「エイリアンフィールド」がそのまま収録されており、PC-8001とデータレコーダーがあれば(あるのか!?)、カセットテープから実際にプログラムを読み込んでゲームを起動することができるそうです。なお、生産を引き受けてくれた製造会社の担当者からは「プログラム入りのカセットテープなんて30年以上ぶり」と言われたとのこと。
2003年に惜しまれつつも休刊となった「ベーマガ」ですが、今も活躍するエンジニアやプログラマーの中には、この本を入り口にしてIT業界へ入ったという人も少なくありません。2018年、ここからまた新しい才能が巣立っていくのかと思うと胸が熱くなりますね。
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