ニュース
今振り返るコンビニ統廃合の歴史。セーブオン、スリーエフ、am/pm……思い出のあのチェーンはなぜ消えたのか?(6/6 ページ)
圧倒的な3大チェーンの強さと、中堅・ローカルコンビニ受難の歴史。
advertisement
大手3社に集約する流れは止まらない
ここで統廃合されたコンビニをおさらいしましょう。2016-2017年だけでサークルKサンクス、スパー、スリーエフ、セーブオンという比較的大きなチェーンが統廃合を発表し、2018年はその完全閉店が相次いだ年でした。
大手3社以外のチェーンたちは、さまざまな理由で大手に吸収されていく道を選んでいます。
- 大手はシステムと商品力が強い
- チェーンを統一することによる効率性
- 消費不況で大手の力を借りたい
- 女性の支持が欲しい
- 電子マネーを整備したい
かゆい所に手が届く、サービスの行き届いた大手3社に集約されることで、便利になる恩恵も私たちは感じています。
advertisement
一抹の寂しさを覚える方もいるかもしれませんが、それでもこの流れはなかなか止まらないでしょう。当時の思い出を語ることで、消滅したコンビニたちは私たちの中で生きていきます。
消滅したコンビニチェーンたちは、実は統廃合後も個人商店として営業している店もほんの少しだけあります。ぜひ思い出の店を探して、訪ねてみませんか。
(辰井裕紀)
関連記事
「カタカナは20文字だけ」「没アイテムで宝箱がカラッポに」 ファミコンハードの限界に挑んだ制作者たち
あの手この手で容量を節約。なぜ新潟や石川が「人口日本一」だったのか? 都道府県の人口推移から見る、日本近代化の歴史
地方が今よりずっと元気だった時代は19世紀にありました。21年前のワープロ「書院」で2018年にインターネットをしたら、無間地獄に突入した
ネット機能を搭載した21年前のワープロで、2018年のネットの世界を見てみました。パソコン初心者の女子高生、「世界一おバカなパスワード」を思いつくの巻
「良いこと考えた!」「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
ニュースなどでよく見る表現も、意外と分からん……。「稟議=りんぎ」「洗浄=せんじょう」ではない? 現代人には分からない“漢字の本来の読み方”
学校のテストで書いたら、逆に減点されそう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.