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「胸」とか「腹」の漢字には、なんで「月」がつくの?

お月さま関係なさそうなのに。

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 身体の部分を意味する漢字には、例えば「胸」や「腹」など、「月」がついていることが多いですよね。しかし、お月さまと身体に関連があるとは思えません。

 ではなぜ「月」なのかというと、これは「肉」という字が変形したものなのです。いわれてみれば、「肉」を横から圧縮したら……ほら、「月」に見えてきませんか?

呼び方は「にくづき」

 この「肉」から変化した「月」は「にくづき」と呼ばれ、お月さまの「月」とは区別されます。漢字辞典でも別の部首になっていることが多いですね。

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 実はこの2つ、もともとは区別して書かれていました。「にくづき」は現在使われている「月」ですが、お月さまの「月」は、3画目と4画目は2画目にくっつけずに書いたのです。

「月」でも「肉」でもない「月」がまだある!

 実は「月」には、もう1つ種類があるのです。それは比喩の「喩」などに含まれる、横棒が点になっているもの。これは「舟」からできた「ふなづき」というもの。今となっては由来が分かりにくいですが、「服」や「朝」はもともとこの「ふなづき」だったとされています。

 漢字の由来はややこしいもので、はっきりしたことが分かっていないことも多いです。私たちが普段使っている文字が、実は謎にまみれていると考えると、ワクワクしませんか?

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