「たま…… くれ……」 Amazonに投稿された「BIOHAZARD RE:2」レビューが秀逸と話題に
おなじみのメッセージの体裁や、有名な「かゆい うま」をしっかりなぞっています。
名作ホラーゲーム「バイオハザード2」のリメイク、「BIOHAZARD RE:2」が1月25日に発売されました。Amazon.co.jpのレビュー欄(プレイステーション 4用のZ指定版)が約300の投稿で賑わうなか、「ある男の手記」という、ゲーム中のメッセージを模したようなレビューが秀逸だと話題を呼んでいます。
投稿主は「市民A」を名乗る男性。弾薬不足でラスボスに勝てなくなってしまった後悔を、同シリーズでおなじみの「モブが書いた日誌」のような体裁でつづっています。ときおり挿入される注釈「(ページが半分破られている)」が、いかにもそれっぽい。
ただでさえしんどい状況なのに、セーブの上書きを重ねた投稿主には、勝てないラスボスの手前にいるデータしか残っていない様子。つまり、手持ちの装備だけでどうにか勝ち抜くか、最初からやり直すしかないのです。つらーい!
その後、投稿主は現状のセーブデータであがく選択をとった様子。しかし、「素晴らしい作戦を思いついた!」と書いたあとで、すぐに「もうだめだ……」と弱音を吐いていて、どうにもこうにもならないようです。彼は結局、ゲームの難易度を下げてありったけの弾薬をラスボスに撃ち込む賭けに出ました。がんばれー!
しかし、挑戦直後には「字が血でにじんでて読めなくなっている」と、賭けに破れたことを暗示する記述が。ネットで攻略情報を調べたのか、「(自分の状況では)はじめから勝てっこなかったんだ」と悟る文が涙を誘います。そして、レビューは初代「バイオハザード」の有名な一節「かゆい うま」をもじり、「たま…… くれ……」で締められました。……かける言葉が見つからない。
このレビューは約1000人が「役に立った」と評価し、Twitterでも広く拡散。「センスがある」「バイオ愛がすごい」「リアルなゲーム体験者の感想」と好評を博しました。「弾丸の節約を心がけます」と肝に銘じた人も多く、注意喚起できたという意味では市民Aさんも報われたかもしれません。というか、せめてそうであってほしい。
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