日本初の「乳児用液体ミルク」グリコが発売 災害時だけでなく日常シーンでもお役立ち
誰でも簡単に赤ちゃんにミルクをあげられる!
江崎グリコは「アイクレオ赤ちゃんミルク」を3月5日から自社通販サイトにて販売、3月11日から全国販売します。
乳児用液体ミルクって?
「アイクレオ赤ちゃんミルク」(125ml/216円)は、乳児用液体ミルクです。アイクレオはこれまでも母乳に近い栄養成分と味や香りの粉ミルクを販売していますが、今回日本で初めての液体ミルクを開発しました。
液体ミルクは育児先進国ともいわれる北欧では利用者が多く、粉ミルクと液体ミルクではスウェーデンが半々、フィンランドでは9割が液体ミルクだそうです。
お値段はやや高めではありますが、常温保存が可能で外出やストックが便利、粉ミルクのように調乳が必要なく衛生的と、大きいメリットがあります。
開発のきっかけになった熊本地震
江崎グリコが液体ミルクを手掛けたきっかけは、2016年の熊本地震だったそうです。自然災害の現場では、ストレスで母乳が出なくなったり、清潔な水やお湯が手に入らずミルクを作ることはおろか、哺乳瓶の洗浄もままなりません。また、家族が離れ離れになってしまうケースもあります。こうした赤ちゃんのミルク確保が難しい状況に着目し、2016年から開発が始まったそうです。ちなみに全国発売が3月11日であるのも、東日本大震災に由来するとのこと。
「アイクレオ赤ちゃんミルク」のメリットと特徴
使い方は「哺乳瓶に入れるだけ」と簡単。災害時に特に役立つ液体ミルクではありますが、衛生に特に気を付けなければならない調乳の手間が省かれるだけで、日々のストレスの軽減になりそうです。他の家族の育児参加の一助にもなりますね。
また、大切な栄養面も十分とのこと。消費者庁から特別用途食品の表示認可を受け、乳児用ミルクとして販売されることとなりました。
色も母乳に近づけられ、熱消毒で変色するミルクをなるべく母乳に寄せたそうです。
賞味期限は6カ月と保存期間は長め。紙パックも紙、ポリエチレン、アルミ箔などを使用した6層構造でできており、ミルクは無菌パックされています。災害バッグにもいれておきたい商品ですね。
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