平成が生んだ小さな巨人、獣神サンダー・ライガーが引退決意 2020.1.4の東京ドームがラストマッチ
体の痛みを考えるようになったとのこと。
新日本プロレスの獣神サンダー・ライガー選手が3月7日、都内で会見し、「獣神サンダー・ライガーは来年1月の東京ドーム大会で“引退”いたします」と2020年1月での引退を表明しました。
ジュニアヘビー級ながらヘビー級に通用するパワーに加え、難易度の高い技をたやすく使いこなすテクニックも兼ね備え、デビュー以来ファンを魅了し続けてきた“ジュニアの象徴”獣神サンダー・ライガー選手。3月6日に東京・大田区総合体育館で行われた「旗揚げ記念日」では、IWGPジュニアヘビー級王者の石森太二選手とのタイトルマッチに臨むも敗れ、試合後は「オレなりにいろいろ考えることがある」と意味深な発言を残していました。
翌日に行われた会見では、ときおり笑みをこぼしながら、2019年1月の東京ドーム大会で引退することを発表。前日の試合が(引退の)契機となったのかを問われ、「あの試合を通して、自分にはもう伸びしろがない」と感じたことを説明。「相手をぶっつぶしてやる」という気持ちでリングに上がっていたものの、最近は体の痛みなどを考えながらリングに上がることが増えていたとし、「僕の中で、レスラーは強くなければならない。そのズレが出てきた」と自身が考えるプロレスラーの美学に沿った決断だと明かしました。
「『まだやってたの?』といわれて辞めるより、『まだできるのになんで辞めるの?』といわれながら辞めるのが自分の中でレスラーらしいと思い引退を決意した」(獣神サンダー・ライガー)
くしくも、引退のリングに選んだ東京ドーム大会は、平成元年に自身がデビューした地。そういう場所をあつらえた新日本プロレスへの感謝を口にしながら、印象深い対戦相手には、「あの人がいなかったら今の獣神サンダー・ライガーはなかったといって過言でないくらい存在感の大きな人」と、同期に当たる佐野直喜(現:佐野巧真)選手を挙げました。
リング上だけでなく、その親しみやすい人柄からバラエティー番組などにも度々出演し、平成のプロレスラーを代表する存在となったライガー選手。引退まではまだ10カ月ほどあるため、「実感という実感はない」としながらも、30年間温かい声援を送ってくれたファンに報いるためにも、1.4東京ドームに向け「日本隅々まで回れる限り回りたい」と思いを口にしました。
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