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伝説の未完漫画『刻の大地』、約17年ぶりの単行本化が決定 作者・夜麻みゆき「ワクワクが止まりません」
ついにこの時が。
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漫画家の夜麻みゆきさんの体調不良により未完となっていた漫画『刻の大地』。2017年10月には約15年ぶりの連載再開がビッグニュースとなりましたが(関連記事)、このたび約17年の時をへて単行本化が決定しました。発売日は4月24日で、1日からはネット書店の先行予約がスタートします。
『刻の大地』は、夜麻さんが1994年に連載開始した『幻想大陸』『レヴァリアース』と世界設定を共にする異世界「オッツ・キイム」シリーズの第3部。ドラマCDやOVAが制作されるなど人気を博しましたが、夜麻さんの過労による入院と体調不良から、物語は「塔の戦い」編の途中で休止し、2005年には未完のまま連載終了となっていました。
それから約15年、夜麻さん自ら立ち上げたクラウドファウンディングで制作費を募り、2017年10月から漫画アプリ「MediBang!」で連載再開。夜麻さんは当時、「登場人物たちは一度死んだとも言えます。それが息を吹き返し蘇った。。。死を乗り越えて、おおげさかもしれませんが、生きかえった意味や価値があるような作品になれば」とその思いを明かしていました。
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2018年10月には「塔の戦い」編が完結。晴れて単行本化が決まり、夜麻さんは「皆さまのご支援のおかげで、15年ぶりに連載を再開することができました。とても感謝しています」と支援者に感謝をつづり、「そして、17年の刻を経て『刻の大地』単行本が完成しました。担当から単行本の進捗を聞くたび、ワクワクが止まりませんでした。早く皆さまにお届けしたいです! 発売までもうしばらくお待ちください!」と喜びに満ちたコメントを発表しています。
(C)夜麻みゆき
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