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10年以上前に未完のまま終了した漫画「刻の大地」、制作再開に向けたクラウドファンディング 「塔の戦い」編完結へ

作者の夜麻みゆきさんが、プロジェクトをスタート。

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 1996年から「月刊少年ガンガン」などで連載され、未完のまま終了した漫画「刻の大地」。その続きを制作するプロジェクトが、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」に登場しました。主催者は同作を手掛けた漫画家・夜麻みゆきさん。


「刻の大地」のクラウドファンディング 画像は「CAMPFIRE」該当ページより

 「刻の大地」は、夜麻さんが1994年に連載開始した「レヴァリアース」(月刊Gファンタジー)、「幻想大陸」(月刊少年ギャグ王)の第3部にあたるファンタジー作品。ドラマCD、OVAなどが制作されるほどの人気を博したものの、「少年ガンガン」から「Gファンタジー」に移籍した後、完結しないまま2005年に連載終了しました。夜麻さんによれば、過労による体調不良から「漫画を描くことができない状態」に陥ってしまったためだそうです。


「刻の大地」のクラウドファンディング 当時は明かされなかった連載終了の理由(Webサイトより)

 クラウドファンディングの目的は、「塔の戦い」編を完結させるまでの制作費を確保すること。成功した場合は、毎月約15ページずつ「マンガ図書館Z」などで無料公開され、2018年末ごろに本として出版される予定です。出資は3000円から受け付けており、リターンにはポストカードやキーホルダー、設定資料などが用意されています。

 このプロジェクトで「刻の大地」のストーリー全体が完結するわけではありませんが、今後、定期的にクラウドファンディングを行い、描きつづけることも検討しているとのこと。いつか最終話まで読めるようになるかもしれません。

マッハ・キショ松

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