ニュース
老舗電子書籍サイト「パブー」、9月末で閉店 購入・ダウンロード済みの本はサービス終了後も利用可能
6月30日に新規作品の公開停止、9月30日に販売終了、11月30日にログイン機能停止(購入済み作品が入手不可に)と、段階を踏んで閉鎖します。
advertisement
電子書籍サイト「パブー」が、9月30日をもって閉店すると発表されました。商品のファイルにDRMなどの閲覧制限はないため、購入・ダウンロード済みの本は終了後も読めます。
同サイトは2010年6月にスタートした、ユーザーがブログサービスの感覚で電子書籍を作成し、無料または有料で公開できるプラットフォーム。著作をKindleやkoboといった外部ストアでも販売できるなど、特典を受けられる月額制有料サービス「プロ版」も展開していました。
6月30日には新規作品の公開とプロ版サービス、新規会員登録が停止し、9月30日で商品販売が終了。11月30日にはログイン機能が停止し、コンテンツのダウンロードができなくなります。閲覧制限がないとはいえ、当然ファイルが手元にないことには読めないので、利用している人は購入済みコンテンツの確保をお早めに。
advertisement
関連記事
「電子書籍より紙の本を買ってもらえるとうれしい」――漫画編集者の意見に賛否 「出版のシステム自体に問題があるのでは」
「紙の本が売れないと、次巻も売れないと見込まれて部数が減る」という理由に対し、「電子書籍の売り上げも評価に含めればいいだけでは」との指摘が寄せられています。「所有できない電子書籍」問題 サービス閉鎖後、購入者はどうなる?
電子書籍購入者にとっては不安なところ。出版社における電子化の課題、1位は「権利処理の手間」 日本電子出版協会がアンケート結果を発表
電子化を反対する著者には「電子書籍では頭に入らない」といった意見も。「こんなコミック専用電子書籍端末を作ってほしい」 『SKET DANCE』篠原先生が描く“理想の端末”に同意の声集まる
大企業が協力して作ってくれないかなあ……。電子書店5社が「日本電子書店連合」を発足 読者への正規版購入と著者への収益還流を推進
政府の海賊版サイトに対するブロッキングなどを受けて。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.