アニメ「ラブライブ!」公式サイトが乗っ取られる 運営はむやみなアクセスは控えるよう注意喚起
4月5日未明から正常に表示されなくなっていました。
アニメ「ラブライブ!」シリーズの公式サイトが何者かに乗っ取られ、アクセスすると「ラブライブは我々が頂いた!」というメッセージが表示されるようになっています。
サイトは4月5日未明から正常に見られなくなり、公式Twitterでは深夜3時30分ごろに「現在原因究明中ですが、閲覧者に悪意のある仕掛けを施されてしまう可能性がありますので、無闇なアクセスはお控え頂ますようお願いします」と注意を呼びかけました。
乗っ取られたサイト上には「我々の方法は、移管オファーを行い元所有者が移管オファーを承認しただけだった元所有者はこれだけであっさりと、ラブライブを、我々へと移管してしまった」と、乗っ取りがクッラッキングではなく、人為的ミスを利用したものであるのを伺わせる内容も。
「ラブライブ!」公式サイトで採用されていたのは「.JPドメイン」。事業者によってはドメインの移管申請が行われた場合、管理者が10日以内に手動で拒否しなければ自動承認されてしまう場合もあるため、SNS上ではその隙をつかれたのではないかという予想も広まっています。
本来のサイト管理者はアニメを手掛ける「サンライズ(SUNRISE INC.)」でしたが、現在「WHOIS」で検索すると別の個人名に差し替わっていることが確認できます。SNS上では同姓同名の人物が他のサイトを乗っ取っとろうとしていた形跡が確認できますが、これが実名なのか、はたまた他人の氏名を語っているだけなのかは不明。
乗っ取られたサイトの文面は何度か書き換わっているようで、8時50分ごろにアクセスした際は「このサイトは60秒でハイスクール・フリートに転送されます」と書かれていましたが、10時20分ごろには「このサイトは60秒で蒼き鋼のアルペジオに転送されます」と表示されるようになっていました(実際には60秒後にアニメ「艦隊これくしょん」のサイトに転送されました)。
「ラブライブ!」公式Twitterが注意喚起している通り、サイト上にはウイルス等が仕掛けられている危険もあるため、むやみなアクセスは控えましょう。
追記(15時50分)
「ラブライブ!」公式Twitterは問題が解消するまでの間、プロジェクト立ち上げ当初に使用していたサイトを利用するようファンに呼びかけています。また、今後の情報については公式Twitterとサンライズ公式サイトでも伝えていくとのことです。
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