デートは玩具作りに似ている……キミもそう思わないか?(1/2 ページ)
読者からのアドバイスがメッチャ的確だったので紹介。
前回、「デートなどにおいて、男女どちらがリードするものなのか」についてあれこれ書いた。結論から言うと、「もうさあ、人類全員リード的な作業なんかやりたくないんだから、そういうのって適当でよくね?」という話である。
すると、前回のコラムを読んだ人からお便りが来たという。編集担当Aさんがそう言っている。恐ろしい事態である。おれには恋愛に関しての実戦経験がほとんどない。そんな人間からすると、重めの人生相談なんかは正直怖い。おれに人生経験を求めないでくれ……!
しかしそのお便りは、「男女どっちがデートやそれ以外をリードするのがいいのか」という問題に関して、とてもいいアイデアを提案してくれるものだった。いわゆるソリューションである。というわけで、今回はいただいたお便りを紹介することとしたい。
「私はレズビアンですがそれとは特に関係なくリードするのが苦手な側の人類なので、どこで何をするかはほぼ相手に決めてもらっていました。プランを立てたり提案したりするのは苦手なのですが、営業時間や交通ルートの確認、予約などのこまごました作業は嫌いではなかったので、その辺りを担って『やってやった』顔をしています。リード、細分化してみると得意分野に合わせて分担できるかもです」
“リード”の作業は分割し、分担して各個撃破すべし
これね~、すげえいいアイデアだと思うんですわ。というか、前回のおれの記事では、この視点が抜けていた。
要は、困難は分割して各個撃破するべきだった。「リードする」と一言で言ったところで、その作業にはさまざまなレイヤーがあり、そのレイヤーごとに仕事の内容を分解してみるべきだったのである。
おれは「リード」をイヤがっているが、分解すると細かい実務のレイヤーだ。何もデートに限った話ではない。普段から「暇になったら旅行にでも行こう」「どうせなら日本海沿岸などがいい」と思いつくには思いつくものの、いざ実際に暇になってみると宿を予約したりバスや新幹線のチケットをとったり……という実務のおっくうさにやられ、結局布団の中でTwitterをやって終わってしまうのである。しかし、最初の「これをやってみよう」「あそこに行ってみたい」と思いつくところまでは、おれのようなものぐさな人間にもたどり着ける。
だいたい、好きな人や気になっている人と遊びに行くこと自体がイヤなわけがない。それに伴っていろいろな物事が引っかかってまとわりついてくるのがダルく、それなら家でビール飲みながらNetflixでも見てればいいか……どうせモテねえし……となってしまうわけである。
であるならば、手順を分解してみるというのはひとつの手だろう。要は「企画」と「実作業」を切り分けてしまうわけだ。
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