連載

大井川鐵道「井川線」の秘境駅で駅弁を喰らう幸せ 静寂と孤独がスパイスだぜ月刊乗り鉄話題(2019年4月版)(3/3 ページ)

祝復旧! SLだけじゃない、楽しいもう1つの大井川鐵道、旅してみたくなる路線。皆さん、乗りに行きましょう~~!

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(おまけ)大井川鐵道で売っているオモシロ缶バッジ

 鉄道関係の記念品として缶バッジがありますね。乗車記念にもらえたり、お土産屋さんで売っていたり。

 例えばこれ。岡山を起点に瀬戸内各方面で運行している観光列車「ラ・マルド・ボァ」の乗車記念品です。


観光列車「ラ・マルド・ボァ」の乗車記念 1乗車につき1個もらえる

 そんな記念品、大井川鐵道にもあります。「新金谷駅の売店」でたくさん売っています。でもちょっとヘンなのです。

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わーいたくさん。種類が豊富です。しかし、よく見ると、ヘンだぞ……

大雨警戒標識、駅から運転士さんへ伝達するための標識。よく見ると取り付け穴やサビも表現されていてリアル。実物を撮影して作ったそうです

これも時節柄、要注意ですね。視界不良とかくしゃみとか……え、こんな標識あったっけ?

おまえ、絶対サボってるだろ

 という感じで、鉄道標識に似せたオモシロ缶バッジがたくさんあります。記念すべき最初の作品はこれだったそうです。


うん。ワンマン運転ね。バスも鉄道も増えましたよね。人生もワンマンです。寂しくなんかないんだからね

ワンマンバッジとセットで買いたいワンマンタオルもあります

人生が遅延しています。どこで間違っちゃったんだろうなあ

だめ、ぜったい

世間の目が冷たいのでひっそりと走ります

もうね。寝るの

帽子に付けとくと、満員電車から降りるときにドア横の人がどいてくれそう

お、おう。走ってないよね、知ってる

 この缶バッジは1つ300円。ワンマンタオルは1500円。考案者は大井川鐵道で売店や土産品などを担当する社員さん。ちょっと話を聞きました。

 ふと思い付いたワンマンバッジの試作品を上司に見せて、「これ売ってもいいですか?」「いいんじゃない~」で決定。売り出したら鉄道ファンや観光客にウケてしまって、このようにシリーズ化したとのことです。随時新作も作っているとか。

 販売場所は「新金谷駅」の売店のみ。大井川鐵道に来てくれた記念にしてもらいたいからと、Web販売などの予定はないそうです。欲しくなったらぜひ現地の新金谷駅へ。また、新製品をチェックしに何度も大井川鐵道に乗りに行きましょうね。

杉山淳一(すぎやま・じゅんいち)

乗り鉄。書き鉄。1967年東京都生まれ。年齢=鉄道趣味歴。信州大学経済学部卒。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。出版社アスキーにてPC雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年よりフリーライター。IT・ゲーム系ライターを経て、現在は鉄道分野で活動。鉄旅オブザイヤー選考委員。ITmedia ビジネスオンラインで「週刊鉄道経済」連載。著書に『(ゲームソフト)A列車で行こうシリーズ公式ガイドブック(KADOKAWA)』『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。(幻冬舎)』『列車ダイヤから鉄道を楽しむ方法(河出書房新社)』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」。

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