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年収高そう? 看護師の実際の平均年収、イメージとギャップ
「過酷な労働実態に見合った待遇改善を」。
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なんとなく「収入が良さそう」と思われている職業の1つとして「看護師」が挙げられますが、実際のところはどうなのでしょうか。看護師コミュニティーサイト「看護roo!」が分析結果を公開していますが、ちょっと意外な内容になっています。
厚生労働省が公表した2018年の賃金構造基本統計調査から、「看護師」に絞って平均年収などを分析したところ、平均年収は479.9万円。女性看護師では478.5万円でした。
全職種の平均年収は497.2万円なので、平均以下ということになります。ただ、女性の全職種平均は382.6万円なので、女性全体の中では高いとは言えます。
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年齢別では、新社会人を含む「20~24歳」の平均年収は女性看護師が389.8万円、全職種が321.5万円、女性の全職種平均が305万円。「20代の年収が高いことは、看護師の収入の特徴と言えます」と同サイトはコメントしています。
女性看護師で平均年収が最も高いのは「50~54歳」で537.3万円でした。ただ、20代から50代前半のピークまであまり大きな伸びはなく、これは女性の全職種平均と同様のため、「結婚・出産・子育てなどが女性の年収の伸びに大きく影響していることがうかがわれます」としています。
2025年以降には団塊世代が後期高齢者になり、今後の医療ニーズは増大する見通しです。同サイトは「これからの社会を支える医療人材を確保するためにも、過酷な労働実態に見合った待遇改善が期待されます」とコメントしています。
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