「元号に選ばれなかった候補たちが令和に復讐するアニメ」 12時間かけて作ったシュールすぎる動画がTwitterに投稿される
なぜか迫力の映像。
「『化物語』みたいにかっこいいアニメつくりてーーーー」そんな思いを胸に、なぜかプレゼン用ソフトKeynoteで超絶スタイリッシュなアニメを作ってしまったTwitterユーザーが注目を集めています。
Keynote(パワポのMac版的なやつ)で一体どうやってアニメを……と不思議に思うところですが、静止画のスライドを大量に作成し、それをアニメの1コマに見立てて高速で切り替えることで映像として再生しています。力技ながら、12時間かけて作ったというだけありかなりの見応え。
「元号に選ばれなかった候補たちが令和に復讐する話」と銘打たれた同作は、主人公格である“令和”に、刺客である“久化”“英弘”“万和”がおそいかかります。文字をキャラクターのように配置し、むりやりアニメっぽい演出で押し切る豪腕ぶりがすごい。
元ネタとなっているのはアニメ「化物語」の1話冒頭で流れる、スタイリッシュなイメージ映像。主人公の高校生・阿良々木暦が吸血鬼に遭遇し、ヴァンパイア・ハンター3人に追われる前日譚が、ミュージックビデオのように映し出されます。
Keynote版では「化物語」の映像を参考に、背景は簡略化された線で表現。さらに阿良々木暦の位置に“令和”、ヴァンパイア・ハンターの3人の位置に“久化”“英弘”“万和”を配置。「化物語」のキャラクターの関係性になぞらえつつ、元号に選ばれなかった候補たちが令和を付け狙う、鬼気迫る映像となっています。
ちなみに阿良々木暦の協力者であるキャラクターたちも、忍野メメが“昭和”、ハートアンダーブレードが“平成”、羽川翼が“安久”といった具合に置き換えられて登場。「夜道」や「薄暗い学習塾跡」といった背景が抽象化したイラストで再現されているのも見どころとなっています。
投稿に対しTwitterでは「Keynote職人」「途中で長文入れてるのが凄く化物語みたいで見入っちゃいました!」「なんか一昔前のフラッシュアニメを思い出します」「12時間でこれ作るのが凄い」と感心するコメントが多数。
動画を手掛けたのは、コンテンツスタジオ「CHOCOLATE」に所属する栗林和明(@kri1226)さん。過去にも漫画『BLEACH』風にバトルを繰り広げる“平成”と“令和”のアニメをKeynoteで投稿していました。
画像提供:栗林和明(@kri1226)さん
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