映画「町田くんの世界」新人2人や高畑充希、池松壮亮、松嶋菜々子ら豪華キャストが集結 岩田剛典はAKIRAの結婚、前田敦子はのろけも披露(1/2 ページ)
すごいメンツだ。
安藤ゆきさんの漫画を原作とし、「舟を編む」などの石井裕也さんが監督を務めた映画「町田くんの世界」が、6月7日に公開。8日には公開記念舞台あいさつが行われ、1000人超のオーディションから主演に選ばれた細田佳央太さん、関水渚さんを始め、岩田剛典さん、高畑充希さん、前田敦子さん、太賀さん、池松壮亮さん、松嶋菜々子さん、石井裕也監督が登壇しました。
舞台あいさつは、作品を見る方に楽しんでもらおうという思いから、キャストやスタッフ陣が交代で司会を務めることに。トップバッターは太賀さんが務め、軽快なトークで会場を盛り上げました。
同作は、優等生風な外見とは裏腹に勉強や運動が苦手な一方、人が好きで、他人を思いやる才能はずばぬけている高校生の町田一を巡る物語。人生初主演を務めた映画が公開されるとあり、町田役を務めた細田さんは、「たくさんの方に見てもらえると思うとワクワクしています。でも、正直公開した実感が湧いてない」と状況を飲み込めていない様子でコメント。初のお芝居に挑戦したという関水さんは、「私も細田くんと同じで、頑張った作品を見てもらえると思うとワクワクしています」と目を輝かせました。
続けて、“ほぼ新人”の2人を支えた主役級の豪華キャストを、太賀さんが1人ずつの演技を映画コメンテーターのように絶賛しつつ紹介。舞台あいさつを迎えた思いを聞くと、高畑さんは「いつもは作品にしがみつきたくなる気持ちがあるけれど、今回は思いっきり飛んで行け! と思います。日本中に広がってほしい」、前田さんも「みっちゃん(高畑さん)と一緒で、主演2人の頑張りを傍で見ていてこれは早くみんなに届いてほしいと思っていました」と普段とは心持ちが違ったようで、細田さんと関水さんの背中を押すようにコメント。石井監督も、作品が手を離れることに寂しさをにじませつつ「2人の新人が世に放たれるので、感慨深い。頑張れ! 気を付けてね! という気持ちです」と2人の今後の活躍に期待を寄せているようでした。
また、認知度の高い俳優を起用するのが一部セオリーとなりつつある昨今の映画業界で、異例のキャスティングとなった同作。出演を決めた理由について、太賀さんや岩田さんは「石井監督だから」と信頼をのぞかせており、石井監督作品に多数出演している池松さんも「これだけ大きな作品で新人2人を主演に抜てきするのは、ものすごいリスク。リスクを犯しているところには、良い作品が生まれると信じているので、飛び込みました」と石井監督の新たなチャレンジに期待していました。
大人の魅力が増してきた高畑さんと前田さん、岩田さん、太賀さんは学生役に挑戦。結婚し、一児の母となった前田さんはオファーをもらった際に「学生役ってどうなんだろう……」「私だけが20代後半だったらどうしよう……」と不安もあったようですが、以前ドラマで共演し、プライベートでも親交を深めている高畑さんの出演も決まったと知り、「じゃあ大丈夫だねって思って出演を決めました(笑)」とコメントし、会場からは笑いが起こっていました。なお、高畑さん、前田さんと共演経験がある池松さんは「僕だけ学生役できなかった」と心境を吐露していました。
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